NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。
今日(12月5日 火)は、「島田市議会 11月定例会 一般質問」の3日目で、M議員が登壇しましたのでオンライン視聴しました。
M議員はしまだ環境ひろばの第一期生で、地理や気候変動や生物多様性など環境問題に詳しいので相談をしたり情報交換をしたりしています。
今日はM議員は2つの問題(➀ リニア中央新幹線工事について ➁ 中心市街地の活性化について)を提起しました。
<リニア中央新幹線工事について>
JR東海の対応はまだ不十分であると思われる。最近の関係市町の首長の発言から、工事の着工をなし崩し的に容認するような雰囲気が感じさせられる、と指摘。
JR東海は、関係市町に個別に出向き首長に説明したとしている。また最近国交省の関係者やJRが個別に市町をまわり説明する事例が目に付くが、このような進め方について市長の見解は如何か。
年内にも提出することになった「生態系や自然環境に与える影響報告書」に対して島田市はどのような感想を持ち、生態系や自然環境保全のための市としての意見はどんな場所で発言していくか。
これに対して市は、JRの説明を関係市町で構成している「利水関係協議会」等で聞いているが、協議会(事務局は県)にはまとめ役もいないし、決定権もないのでなし崩し的容認はない。諸課題は有識者会議で整備されるものと考え注視していくと述べました。
<中心市街地の活性化について>
都市計画マスタープランや中心市街地活性化計画でまちづくりの方針が示された。本通六丁目・本通七丁目などにおける市街地の再構築について、具体的にどのように進んでいるか。
商業地の宅地化とか住宅密集地の新築には建蔽率、容積率、道路幅などのしばりがあると聞いているが、宅地化をスムーズに進ませるための方法についてどう考えているか。
帯通りや島田駅北口周辺などで多くのイベントを企画し、にぎわいの創出がなされているが、オビリア1階にある店舗が来年3月で閉鎖されるようだが、その後の活用の見通しは如何か。
島田駅~各種公共施設~蓬莱橋~川越街道といった観光・交流地点などを結ぶ歩道や自転車道の整備・活用を推進」と書かれているが、中心市街地内の周遊性を高める取り組みの現状は如何か。
これに対し市は、中心市街地の活性化は重要な課題で、何と言っても商店街や自治会がその気になることが肝心であり今後も話し合いを進めていく。
オビリア1Fの食品スーパーの撤退問題は、地域に食品販売店がないことから、他の新たな事業者を検討していると述べました。
M議員が最後に、リニア問題も市街地活性化問題も、旧市庁舎を使用したサバイバル戦争ゲームも、議会に対する相談や情報の遅延を指摘、市民に対しても風通しは良くしてもらいたいものです。
リニア問題は、水と生態系の確保!という非常に難しい問題であり、調査や施策を尽くして、最後は責任の所在を明らかにしてもらいたい。