散歩は楽しいが、季節の変動は悲しい。

NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。

 

今日は3月18日 月曜日、少し風は強いが朝から絶好な散歩日和です。天気の良い日は6,000歩以上を目標に散歩を励行しています。

 

自宅を起点に放射線状に5つのコース(田舎道・坂道・街中・神社お寺・公園)を設定して、その日の気分や調子に合わせてコース選定をしています。

 

今日は体調が良いので坂道コースを選びました。往復7,500歩(約1時間余)のコースですが、途中に35度くらいの上り坂が500mほどあり息が切れます。

 

平たんの道を歩くだけでは運動の効果がないと諭されて、努めて坂道コースを選んでいますが、気持ちが萎えそうになる時も丘の上までは我慢して立ち止まらないようにしています。

 

家を出てから暫くは住宅街を進みますが、家々の庭にはモクレンの蕾が膨らみ、「マンサク」「ミモザが咲いています。 

 

田舎道に入ると、ヨモギの新芽が、「つくし」の頭がチラリ、丘の上り坂に入ると河津桜の花が落ちて何とも言えない黄緑の葉っぱが目に眩しい。

 

丘の頂上からの下り坂の気分は爽快で、広がっている「茶畑」はきれいに刈り込まれて新芽を待つばかりです。

 

すっかり春の装いに変わって来ましたが、日本全土で気候変動の影響でしょうか、確実に四季の様相が変わって来ました。

 

日本の春を告げる梅や桜の開花が早まり、今年の梅の収穫も心配されています。

 

明らかに「亜熱帯化」であり、もうずいぶん前からの兆候ですが、お米が北海道で採れ出し、東北など寒冷地には見られなかった孟宗竹が増え出し、植物の北上化が非常に気になります。

 

私たち日本人はまだ安閑としていますが、本当にこのままで良いのだろうか。

 

火力発電量が60%以上という国は異常ですよ。

 

散歩途中の変わりゆく風情を観察するのは実に楽しいが、四季の移ろいが変って行くのは悲しいものです。

 

そんなことを考え乍ら今日の散歩を終えました。

「御仮屋市民農園」は健在!

NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。

 

今日(3月17日 日)は、しまだ環境ひろばが維持管理している「御仮屋市民農園に出動しました。いつもの通りきれいに維持管理され健在!

 

 ◆御仮屋市民農園は、島田市賃貸契約を結び、市の委託を受けてしまだ環境ひろばが維持管理している市民農園です。

 ◆12年前に、御仮屋地区に耕作放棄地があるので、市民農園に再生して見ないかと、市から言われ引き受けて、重機を入れて、会員総出で草や樹木の根を拾い、平成24年(2012年)に開園に漕ぎ着け今日に至っています。

 

 ◆広さは、約600坪(約2,000㎡)、一区画約6坪(約200㎡)を41区画つくり、市民に年間5,000円(維持管理費)で貸与しています。

 ◆賃貸契約は5年契約を2回、3年契約を一回して終了は令和7年の予定です。

 ◆去る12月18日、島田市農業振興課さんと協議し、来る令和7年8月31日をもって、当農園は市に返還することが決まりました。

 ◆理由は、しまだ環境ひろばの会員の高齢化と後継難です。この間他の後継団体を模索してきましたが、見つからず已む無く市に返還することになりました。

 ◆農園は手を入れなくなったら、一年で元の雑草地に戻ってしまいますので、市には可及的速やかに後継を探し、入園している市民に迷惑がかからないようにお願いしています。

 

さて今日は、昨年7月~今年2月まで御仮屋市民農園の空区画を利用して、若いお母さん・お父さん・子供たちを対象に「循環型社会づくりと手づくり味噌の体験会」を開催、使った畑の片付けに出動しましたが、管理人のHさんが既にきれいに片づけをしてくれてありました。

 

当農園はいつも主担当のHさんがきれいに管理してくれています。有難いことです。

 

さて当企画は、しまだ環境ひろばと「ゼロウェイスト研究会」が共催して企画したものです。

 ◆7月2日(日)大豆の種まき 参加人員12名内児童4名が楽しく400余のポットに種を播きました。

 ◆7月14日(金)大豆の苗の移植 参加人員9名内児童2名がポットから苗を抜いて畑に移植、一部は中溝町農園にも移植、みんな頑張りました。

 ◆10月21日(土)枝豆の収穫 参加人員4名内児童1名

 ◆令和6年2月3日(土)手づくり味噌の仕込み 参加人員20名内児童9名で賑やかな体験会になりました。

 

耕作放棄地の利用・無農薬で安心、安全な大豆づくり・農家の苦労を知る・地産地消に貢献・自分で作る喜びを味合う等々持続可能な循環型社会づくりの目的を持った会でした。

 

参加した4日間共、若いお母さん・お父さん・子供たちはみんなで協力して作業をし、目的も理解して、最後に手づくり味噌を作って笑顔で帰って行きました。

 

誠に残念ながら、御仮屋市民農園で栽培した大豆は、無農薬栽培故の害虫被害(カメムシ)に見舞われて収穫は殆んど無く、幸い、中溝町農園へ移植した分で大豆を収穫してそれを使いました。

 

若いお母さん方に相談してからですが、来年度もう一回本企画の再チャレンジをしようと決意を新たにしました。

日経新聞朝刊「私見/卓見」を読んで

NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。

 

昨日(3月15日 金)の日経新聞朝刊31頁 経済教室 私見/卓見欄に「指導者は志を伝えよ」の記事が投稿され、共感しました。

 

記事は、多くの企業が新入社員を迎え入れの準備で忙しい時期だが、経営の要諦としてCS顧客満足度)とES従業員満足度)をどう向上して企業業績を上げて行くかを説いています。

 

顧客満足度は付加価値を創出する行動をとる従業員の手に委ねられるので、顧客満足度従業員満足度は業績向上への車の両輪だという。

 

車の両輪がうまく噛み合わずに、顧客満足に向けての行動が低下したり、働き方改革で働き易さは向上したが「居心地の良い職場」だけになっていたら問題だ。

 

働きやすさだけでなく「働き甲斐」が問われているのだ。

 

指導者にとって必要なのはたった一つ!自分のやりがいを感じた体験や自分の志をメッセージとして伝えることではないか。

 

志を伝える指導者の存在が部下の働き甲斐を高め、顧客満足度を向上させ、業績向上に結び付くと記事は強調しています。

 

自分の現役時代を振り返った時、働き易さよりも「働き甲斐」を求めて来たような気がする。

 

今、地域活動に飛び込んで十数年、市民活動団体単独で出来ることは本当に小さいと感じています。

 

市民活動団体同志・事業者・行政と連携・協働してこそ大きな仕事ができるのだが、連携・協働は「イベント」や「お祭り」ばかりで、新事業や事業改革などやりがいのある仕事には殆どありつけなかった。

 

今、市民活動団体の長として、真に「やりがい・働き甲斐のある仕事」を開発できなかったこと、事業者や行政と連携・協働した事業を作れなかったことを本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです。

 

昨日の日経新聞私見/卓見を読んで、人は働き易さもさることながら、「やりがい」・「働き甲斐」・「達成感」を求めていることを改めて感じました。

「生活情報交換会3月例会」更生保護とは?

NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。

 

今日(3月15日 金 am)は、「生活情報交換会 3月例会(講演会)に参加しました。

 

  生活情報交換会は、静岡市のアイセル21に拠点を置いて、原則として月一回第三金曜日に講演会を開催していますが、今日は159回目、聴講者は30名でした。

 

今日の演題は「更生保護の概要について」で、講師は、法務省 静岡保護観察所 池野英樹企画調整課長さん でした。

 

池野講師のお話は、先ずは自己紹介から始まりましたが、現在54歳、長野から始まり甲府・東京・千葉・また東京へ戻って管理職へ、現在は静岡へと赴任を繰り返し、この間少年院勤務も経験し保護観察官としては超ベテランだ。

 

池野講師は「更生保護とは」から本題に入りました。

 

■ 更生保護とは、

犯罪者(19歳以上の成人)、非行少年(18歳以下)を、社会の中で適切に処遇することで、再犯、再非行を防止することだという。

 ※これを「社会内処遇」と言い、刑務所・少年院は「施設内処遇」と言う。

 

更生保護は、何と明治21年(1888年)に設立された静岡県出獄人保護会社」が発祥だという。

 

犯罪者は大きく減少の中、再犯者の割合は年々上がり現在は45~50%弱で、再犯を減らすことが最重要になっているとのことだ。

 

■ 保護観察の流れ実刑で刑務所行きや少年院送致以外)

 成人の場合は実刑者は刑務所行き保護観察付き執行猶予に分かれる。

 ◆未成年(少年)の場合は少年院送致保護観察(少年院に行かない人)に分かれる。

 

■ 更生保護の担い手

 ◆保護観察官心理学・社会学・教育学等の更生保護に関する専門知識を持つ国家公務員をいう。静岡県内に9人在籍。

 ◆保護司:保護観察に付された者の立ち直りを地域で支えるボランティアをいう。身分は非常勤の国家公務員守秘義務あり。具備条件・欠格事項・任期・任務等の規定あり。静岡県内に1,365人在籍。

 ◆更生保護施設:非行少年や犯罪をした成人のうち、住むところがない人が一時的に生活して自立のために、生活訓練・指導・就労支援を受ける民間の施設を言い、法務大臣の認可を受けて運営、この他に届出制で自立準備ホームがある。

 ◆協力雇用主:保護観察中であることを承知の上で雇用する企業のことを言い、県内650社で建設業が多いという。

 

更生保護の役割・活動

 ◆保護観察:保護観察官が面接し処遇方針を立てる。保護司は基本的に月二回面接し、月一回保護観察官に報告する。

 ◆この他、生活環境の調整・犯罪予防活動・更生緊急保護・地域援助等の活動がある。

 

■ 保護観察の方法

 ◆指導観察:接触し行状を把握、遵守事項を守って生活・行動するよう指導を行う。

 ◆補導援護:適切な住居確保の援助・医療及び療養を受けることの援助等。

 ◆一般順守事項:全員が守らなければならない約束事がある。

 

■ 保護観察対象者に対する処遇

 ◆就労支援:ハローワークとの連携・都道府県の就労支援事業者機構等との連携・協力雇用主との連携・新規開拓

 ◆専門的処遇プログラムの用意と実施

 ◆社会的貢献活動:清掃活動や介護補助の体験会

 

以上で池野講師は講演会を締めました。

 

前回2月は、刑務所内の教育や生活の話でしたが、今回は執行猶予者や刑務所・少年院を出所して来た人達を社会の中でどう更生して貰うか、シリーズの講演会になりました。

 

こういう話は滅多に聴けない話で有意義でした。講師の池野さん、ありがとうございました。お疲れ様でした。

浜松市の「ごみの有料化条例」に接して!

NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。

 

昨日(3月13日 水)の日経新聞朝刊 地方(静岡)版に浜松市「家庭ごみ有料化条例改正案」を現在開会中の市議会定例会に提出している、という記事が掲載されました。

 

内容は、ごみ袋を1リットル当たり1円(普通の45ℓ袋で45円)で販売し、市民は有料のごみ袋を買ってごみを排出することになる。

 

 ※ 市民はこれまでもごみ袋を有料で買っているが、この価格は製造・流通コストのみで、自治体のコスト(回収費・燃料費等)は1円も乗っていないものです。

 ※ 1リットル1円は安いようですが、一袋45円は負担になる。

 

さて環境省が公表している、2021年度の全国のごみの総量は年間で4,095万トン、ごみ処理費用は年間で2兆円超、一人当たり年17,000円に達しています。

 

このため人口減が続く自治体の財政に重くのしかかり、ごみの削減とごみ処理コストの削減は、自治体の最重要課題になっています。

 

人口減や環境意識の向上で、少しづつごみは減少傾向にありますが、ごみ処理コストの上昇は続いています。

 

自治体のコストを加算したごみ袋の有料化実施率は、全国自治体の60%を超え、その多くが「有料化はごみ減らしの有力手段だ」と評価する結果を発表しています。

 

 ※ ごみ袋の有料化で、市民にはコスト負担がのしかかるわけですが、こうした外圧がかからないと、ごみが減らないのはなさけない限りです。

 ※ ごみ袋の有料化で、不法投棄が増えていると聞く。本当になさけない。

 

このため環境省は、「ごみの有料化推進マニュアル」まで策定して、全国の自治体に実施を呼び掛けています。

 

過日、静岡市の出前講座(環境局ごみ減量推進課)静岡市のごみの現状と今後」を聴講しましたが、静岡市もごみの有料化を検討中とのこと。

 

筆者が住む島田市はどうか。

 

島田市人口約10万人弱、年間ごみ処理経費は17億円、一人年間17,000円、全国平均とほぼ同じで、財政への影響は大きく市政の重要課題となっています。

 

そのため過日、市は市議会に対して有料化を事前提案し、市議会は「ごみの減量化に対する提言書」を市へ提出、内容は「市民と良く話合いを」というものでした。

 

島田市は毎年秋に市民満足度調査を実施していますが、ごみ出しの楽さが評価され「ごみ処理・リサイクル」が毎年ダントツの高評価です。

 

市長も、ごみの有料化は「やることをやってからだ」と言っています。

 

しまだ環境ひろばも市議会との意見交換会を実施、所轄課へ「有料化の前にもう一度やることをやって見よう」と提案しその回答を待っています。

 

浜松市も条例の改正案を審議し、恐らく可決されるでしょうが、施行時期は条例に明記しないとのこと。かなり慎重のようだ。

 

なかなか減らないごみの量!、一方で財政を圧迫、もう一度市民の協力を仰いでごみの減量に取り組んで見よう。

 

ごみの減量は、市民の協力で「分別=資源化に尽きる」のです。

 

それでも減らなければ、その時には大手を振って「ごみの有料化」も已む無しです。

3月は決算・計画立案の月、大忙し!

NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。

 

昨日(3月12日 火 pm)は、午後3時過ぎまで大雨、天気予報通り夕方一気に晴れ間が出て日が差すと東の空に大きな虹が、と思ったらまた曇り出し虹は数分で消えてしまいました。残念!

 

さて、しまだ環境ひろばは年度制(4月~翌年3月まで)をとっていますので、3月は決算月であり新年度の活動計画や予算計画の立案の月でもあります。

 

筆者は事務局長も兼務していますので、小さな市民活動団体ですが3月は大忙しの月です。

 

島田市市民活動センター(行政と市民の中間組織)からも、NPO法人への年度末~新年度初の事務手続きの励行について注意喚起の通信が届いています。

 

と言いますのは、NPO法人の場合は、NPO法(特定非営利活動促進法自団体の定款に基づいて、この時期は諸々の事務手続きが規定されており、怠ると罰則もしくは法人取消しとなります。

 

最近、NPO法人の会員減少・高齢化・後継難で事務処理が滞り、警告や法人取消しを受けているNPO法人が多数出て来ているようです。

 

NPO法人の事務手続きは誰でもできるものではなく、知識が必要ですので、事務局を担っていた事務局長が何かのアクシデントでいなくなると、一気にお手上げ状態になります。

 

しまだ環境ひろばは、平成23年(2011年)にNPO法人し今日まで、NPO法に乗っ取り諸手続きを励行していますが、正直言って得る物に対して代償(事務量)が大きすぎます。

 

NPO法人とは、聞こえは良いですが世の中の扱いは、法人ではない一般の市民団体と何も区別がないし重く扱われることはありません。

 

世の中に対して責任を負っているのだから、もう少し意見を聞かれるなり、相談されたりしても良いのだが。

 

確かにNPO法人になれば、法人として財産(土地・建物・借入金等々)を保有したり、諸々の契約ができますが、小さな市民団体ではそんな必要もありません。

 

しまだ環境ひろばも、耕作放棄地を再生して市民農園を開設する時、地主・JA・行政との賃貸契約上、法人化を義務付けられてNPO法人となりましたが、それ以外にはこれまで何の恩恵もありません。

 

高齢化した市民活動団体が急速に解散・自然消滅していますが、事務量の多さも起因しています。もうちょっと簡素化できないものか。

言い訳を言わずに謝って良かった。

NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。

 

先日地元自治会のある会合で、筆者の過去の言動で傷ついたという人物がいて、未だに消えないという。

 

この7年間、普通に付き合って来ましたが、よもやそんなわだかまりを持って接していたのかと思うと心が痛みました。

 

何せ7~8年前のことであり、特定の人物を対象にしたものではなく、活動を批評したものですが、言動には注意をしなければならないことを思い知らされました。

 

今日(3月12日 火)は、思い切ってその人物を訪問し心から詫びを入れました。

 

ご本人も玄関に出て来られ、詫びを受け入れてくれて普段通りの付き合いを約束してくれました。良かった。

 

ご本人の気持ちが吹っ切れたかどうかは分かりませんが、筆者の気持ちはすっきりしました。言い訳を言わずに謝って良かった。