NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。
昨日(3月15日 金)の日経新聞朝刊31頁 経済教室 私見/卓見欄に「指導者は志を伝えよ」の記事が投稿され、共感しました。
記事は、多くの企業が新入社員を迎え入れの準備で忙しい時期だが、経営の要諦としてCS(顧客満足度)とES(従業員満足度)をどう向上して企業業績を上げて行くかを説いています。
顧客満足度は付加価値を創出する行動をとる従業員の手に委ねられるので、顧客満足度と従業員満足度は業績向上への車の両輪だという。
車の両輪がうまく噛み合わずに、顧客満足に向けての行動が低下したり、働き方改革で働き易さは向上したが「居心地の良い職場」だけになっていたら問題だ。
働きやすさだけでなく「働き甲斐」が問われているのだ。
指導者にとって必要なのはたった一つ!自分のやりがいを感じた体験や自分の志をメッセージとして伝えることではないか。
志を伝える指導者の存在が部下の働き甲斐を高め、顧客満足度を向上させ、業績向上に結び付くと記事は強調しています。
自分の現役時代を振り返った時、働き易さよりも「働き甲斐」を求めて来たような気がする。
今、地域活動に飛び込んで十数年、市民活動団体単独で出来ることは本当に小さいと感じています。
市民活動団体同志・事業者・行政と連携・協働してこそ大きな仕事ができるのだが、連携・協働は「イベント」や「お祭り」ばかりで、新事業や事業改革などやりがいのある仕事には殆どありつけなかった。
今、市民活動団体の長として、真に「やりがい・働き甲斐のある仕事」を開発できなかったこと、事業者や行政と連携・協働した事業を作れなかったことを本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです。
昨日の日経新聞の私見/卓見を読んで、人は働き易さもさることながら、「やりがい」・「働き甲斐」・「達成感」を求めていることを改めて感じました。