花苗24鉢と生ごみバケツの交換―戸田市

しまだ環境ひろば 「ごみ分科会」と「事務局」です。

昨日(1月22日 金)は、「地球温暖化防止のための生ごみ資源化協議会」と、「しまだ環境ひろば」が共催、「島田市環境課」の協力のもと、市民総勢18名で、埼玉県戸田市生ごみ施設を視察しました。

戸田市の人口は、12万人、東京のベットタウンとして人口急増中、地球温暖化対策、狭い面積(島田市の6%)と財政規律の面から、焼却炉の増設は回避したい、そんな強い思いから、EMボカシを入れたバケツ(19ℓ)に家庭の生ごみを混ぜたものと花苗24鉢の交換を思いついた。

フラワーセンターを、市の予算と県の助成金を加えて設置、家庭から出た生ごみを堆肥化し、障がい者と高齢者で花苗を栽培、生ごみバケツと花苗24鉢と交換することによって、燃やすごみを減量し、循環型社会の形成を図ると共に、花であふれるまちづくりを推進している。

このアイディアは、市の環境担当課の女性副主幹が提案、市長がこれを認可し、実験が始まり成功し今日に至り、、全国から見学者が溢れている。
市民の参加者が急増し、新設の大フラワーセンターが近日オープンとのことで、全容を見学したが、その規模もすごい。

更にすごいのは、実験の段階から、予算が認可された事、その推進過程でも次々と市民や行政のアイディアが、実行に移されている事、とにかくごみを頭を使って、お金になるものにして行く意気込みは、並大抵ではない迫力だ。
説明してくれた女性副主幹 Yさんの迫力もまたすごい。

財政面では、島田市の窮状も同じだ、何とか生ごみを燃やす量を減らすことを
市民・行政を挙げて考えなくてはならない、今日の見学を無駄にしないよう頑張りたい。 写真は見学の様子です。

従来のフラワーセンター

新フラワーセンター:ハウス・堆肥処理場・食堂など、障がい者や高齢者が100人規模で花苗を栽培し、生ごみとの交換場になる。