「太陽光発電余剰電力買い取り制度」

しまだ環境ひろば 「エネルギー・まちと交通分科会」 です。

このほど、経済産業省は、家庭や企業で設置した太陽光発電のうち余った電気を買う 太陽光発電余剰電力買い取り制度」 で電力会社が買い取って2011年4月からの電気料に上乗せする金額を認可しました。

これを知っている国民はまだ少ない。

一般家庭の負担分は、月2〜21円 (電力会社によって違う) となります。(中部電力は 18円の見込み)

要するに、環境対策の費用を、国民全体で負担しよう、というものです。

現在の余剰電気の買い取り価格は、住宅用が1kw時 48円 非住宅用が、同24円、今後は住宅用をやや下げて、非住宅用を大幅に上げる見通しだという。

余剰電力買い取り制度は、現在は太陽光発電だけが対象ですが今後、新エネルギー (風力・地熱・小水力・バイオなど) 全体に拡大していく方針だという。

温暖化対策は、待ったなしの状態ですが、一般家庭にも、いよいよ環境税
(石油・石炭・ガスなどへの増税)と、電気料金の両方のアップが始まります。

最初の負担は未だ多くありませんが、これから負担は確実に上がってきます。

消費者団体は、反対を始めていますが、一般家庭の負担額はできる限り小さくする工夫をしながら、広く浅く負担する事はやむを得ないのではないか。

今からでも遅くありません。

家庭でもできる温暖化防止対策をしっかりやっていきましょう。