ボランティア・NPOの悩み

しまだ環境ひろば 「事務局」 です。

「しまだ環境ひろば」 は、ボランティアの市民環境団体  です。

ボランティアと、NPOの違いを明確に答えられる人は少ない。

ボランティアとNPOの違いは、前者が ”主体が個人であり原則的に無報酬である” 、後者は ”主体が組織であり収益をあげるが非営利である” と多くの書に論じられています。

世の中には、ボランティアの時のままで、活動内容や体制はそのままで、格好だけNPO化している団体が多い。


このほど、静岡県が、県内のNPO法人に関する実態調査結果を発表しましたが、運営上の悩みとして、① 特定の個人に責任や作業が集中する ② 活動資金の不足 ③ 活動の中心となるリーダや後継者が育たないなど、大きく3つを上げ、窮状を訴えています。

本来、NPOは、法人として、目的の達成を第一義として掲げ、これを 「使命」 とし、そのための体制や資金の準備をしっかりとしなければならない筈であるが、現状の多くは、ボランティアと殆ど変わらない。

悩みの内容も一緒である。

ところが世の中の見方は、ボランティアは信用が置けない、NPOは信用が置ける。

補助金や資金繰り面では、ボランティアを対象外としているところもある。


「しまだ環境ひろば」 は、NPOに準ずる内容や体制で現在、活動していますが、世の中がそういう見方をする以上、NPO化を目指す必要を感じています。

しかしそのためには、目的をしっかりと固めて、事業計画を立案し、それを実現するための、体制や資金計画を固めてから、スタートしたいと考えます。