しまだ環境ひろば 「エネルギー・まちと交通分科会」 です。
日本は、他国も一緒に実行する事を前提として、2020年までに、1990年比、温暖化ガスの排出量を25%削減する事を宣言しました。
未だ国内産業部門のコンセンサスが得られていないが、これの実現に向けて各部門に、削減を求めて行く方向だという。
過日の、日本経済新聞社の 「環境経営度調査」 により、国内の主要製造業は、2020年の国内温暖化ガス排出量を、1990年度比18%減らせると見ている事が分かったという。
未だ25%までには遠いが、産業部門は着実に努力している事が分かります。
コスト高にはなるが、将来必ず ”ツケ” が回ってくる事がわかっている (排出枠の購入) だけに、企業は懸命に努力をしています。
それに比べて、家庭部門は減らすどころか、どんどん増えているのです。
その ”ツケ” は、環境税増税と、電気・ガス代の値上げとなって顕在化してくることは間違いありません。
そうなってからでは遅いのですが、未だその気になっている国民は本当に少ない。
便利な生活を元に戻す事はできないわけですが、少なくとも家庭で、できる温暖化削減対策くらいは実行しなければなりません。
これまで家庭でできる温暖化防止対策を①〜④まで紹介してきましたが、順次紹介していきますので是非実行してみてください。
下記の表は、各部門の温暖化ガス削減の推移です。家庭部門はどんどん増加中です。
家庭に於ける家電製品の保有率の変化ですが、これも増えています。
新しい家電製品は、省エネタイプですので、温暖化ガス削減には貢献していますが、保有率も増えており相殺されて全体で増えています。
出所) 全国地球温暖化防止活動推進センターより