穀物の国際価格が高騰

しまだ環境ひろば 「食生活分科会」 と 「事務局」 です。

穀物を中心に、国際価格が大幅に値上がりしています。


<昨年の春からの国際価格の値上がり状況>

◆ 小麦 1.9倍 
◆ トウモロコシ 2倍
◆ 大豆 1.5培
◆ 砂糖 1.9倍
◆ コーヒー 1.9倍

円高メリットが、完全に吹き飛んで、大半のメーカーが原材料価格は、今後更に上がると見ており、価格への転嫁をうかがっている模様だ。

この理由は、

◆ 中国などの新興国の需要が高騰していること

◆ 産地の天候不順などで収穫の大幅減少が予想されること  
ロシアや南米の干ばつ・オーストラリアの洪水など世界の各地で異常気象

◆ 肉の消費が大幅に増えており、家畜のエサ用需要の大幅上昇(主にトウモロコシ)

◆ バイオエタノール用需要の増加(主にトウモロコシ)

◆ 主要生産国の備蓄の大幅低下見通し

◆ 投資資金が商品市場に流れ込み値上がりを加速

背景には、日本が直面している2大問題があり、大変だがこれを乗り越えて解決していかなければならない。


(1) 日本独自の問題として、食糧自給率は40%穀物自給率は、23%と低く、直ぐ国際価格の影響を受け易いこと。

(2) 世界的問題として、地球温暖化問題があり、各地で異常気象が発生しています。