今できる節電に協力する
しまだ環境ひろば 「エネルギー・まちと交通分科会」 です。
東日本大震災の発生から27日目、一ヶ月近くになるが、いまだ東京電力福島第一発電所の、放射性物質の漏洩対策が必死に続けられています。
同時に、被災地では懸命な復旧活動が進められています。
遠地の私たちは、義援金と、節電への協力が被災地のみなさんに、今やってあげられる有効な手立てとして各地・各所で運動が展開されています。
日本は、周波数の違いから、西日本(60Hz)から東日本(50Hz)に電力を融通するためには、周波数の変換が必要である。
変換には、変電所が必要で、現在は3ヶ所 (佐久間・東清水・新信濃)しかなく、変換能力が100万キロワットであることは事実です。
しかし、西日本がいくら節電しても、変電所の能力で制約されるので意味がない、というのは間違いです。
東電の副社長の話では、現在の融通電力は安定していない、常時100万キロワットを供給してくれれば大変に有難い、と窮状を訴えています。
また変換変電所の新設には、5年くらいかかるそうです。
更に双方に送電線 (鉄塔) が必要で簡単にはいかないとのこと。
3ヶ所の変換変電所の能力アップも懸命に続いているとのこと。
私たちは、前記のような風評に惑わされる事なく、節電に協力し、融通電力の安定供給に協力しましょう。
三菱総研の小宮山理事長さんの話では、電力使用量の30%強は、家庭で使われており、今できることに協力することが肝心、と訴えています。
具体的には、
■ 冷蔵庫やエアコンを最新型の省エネタイプに買替える。
■ 部屋の窓を二重サッシにする。
■ 夏季の昼間2時〜4時の電力消費を極力抑え、使用量を平準化する。
これだけで相当の効果が出るとのこと。
とにかく私たちは、今やれることに最大限に協力していきましょう。
洗濯や、掃除は、夜間にやるのが電力使用量の平準化に貢献します。