注目される、揚水発電

しまだ環境ひろば 「エネルギー・まちと交通分科会」 です。


今夏の電力不足で、電力消費のピークをどう乗り切るか、が重要になってきました。


昨日、関電が、大飯原発の2基が運転を再開すると、236万キロワットの供給が増え、夜間の余剰電力を使って水をくみ上げる揚水発電も210万キロワット増える。


その結果電力不足は0.9%まで圧縮できる事を明らかにしましたが、このところ、「揚水型水力発電」 が脚光を浴びています。


揚水発電は、負荷の平準化の重要な手法ですが、最大の長所は、電力需要が急激に増えたときに素早く電気を作れる ”高速応答性” にあるという。


夜間に、上池に水をくみ上げておけば、僅か数分で、発電機に水を流し込み発電ができるという


また大井川のような、大河川でなくても、まとまった水と、上下の大池があれば、比較的小規模で効率の良い発電ができる。


短所は、発電電力の1.4倍くらい、水のくみ上げのために電力が必要な事だそうだ。


従って夜間の余剰電力の活用が条件となる所以である。


いずれにしても、揚水発電所は、今夏の電力負荷対策の重要な要になることは間違いない。