CO2削減目標

しまだ環境ひろば 「エネルギー・まちと交通分科会」 です。


今年 (2012年)は、2005年に発効した、京都議定書の、約束期間の最終年である。


京都議定書は、二酸化炭素など6種類の温暖化ガスを削減するために設けた国際的な取り決めで、2008年〜2012年の年平均値で、1990年比5%減らすのが目標になっています。


国別では、日本が6%、EUが8%、米国は7%削減と定められたが、米国は2001年に離脱しました。


その後、日本は、2020年の温暖化ガス排出量を1990年比で25%削減すると、鳩山内閣が、2009年に打ち出し、世界の喝采を浴びました。


ところが、今や、京都議定書の約束値の達成も危うい状態で、25%削減目標の撤回は時間の問題になっているようです。


京都議定書での約束は、国際協約であり、不足分は、海外から排出枠をお金で購入する事になると言う。


こんなに財政が厳しい中、そんなお金がどこにあるのだろうか?


ましてや、原発54基を更に増やす事を前提で、25%削減の約束をしたものであるが、どうするつもりでしょうか?


また、今夏の電力が不足するという現実を前に、個別の原発の再開問題で、右往左往しています。


政府は、早く、エネルギー大綱を国民に示す義務があります。