地道な、温暖化ガスの削減対策を

NPO法人 しまだ環境ひろば 「エネルギー・まちと交通分科会」 です。


原発事故以来、殆どの原発が停止し、その代替として火力発電所をフル稼動していることは周知のことです。


どうしても安い石炭に頼っているため、温暖化ガス (主にCO2) の排出量はうなぎ登りです。


京都議定書では、日本の温暖化ガスの排出削減目標は1990年比で6%であり、原発事故がなかったら、達成見込みでありましたが、どうやら国内の努力だけでは難しかったようである。


京都議定書の約束値は、”国際協約” であり国の義務であるので、このため、日本の削減分として算入できる排出権獲得に向け、他国に排出権として売却できる余剰が生じている東欧諸国との間で交渉が進められているという。


要するに、巨額のお金で、他国の余剰排出権を買って漸く目標値の達成ができるということです。

それにしても、原発ゼロを叫んでいる人達も含めて、温暖化ガス削減を叫んできた人たちからも、最近、温暖化ガス削減の声は殆ど聞こえなくなってしまいました


日本でも、世界でも、各地で、豪雪・突風・豪雨・竜巻・ハリケーンなど、異常気象が起こっていますが、温暖化ガスが起因している可能性が高いということは世界の常識になっています。


脱原発や節電運動と一緒に、温暖化ガス削減の対策を着実に、地道にやっていかなくてはならない。