健全な市民活動の発展が望まれる

しまだ環境ひろば 「5つの分科会」 と 「事務局」 です。


このところ、市民団体活動の代表の方々とお会いする機会が、数回ありました。


島田市には、NPO法人NPO・任意市民団体・ボランティア団体・個人を含めて、市民活動団体が300以上あるらしい、がその会員総数は極めて少ない。


最近お会いした活動団体の多くが、高齢化(若い人が入会しない)・会員数減少・後継者なし・資金不足で悩み、将来を非常に悲観的に見ています。


現状勢力で何とか頑張っていきたいが、現状維持がヤットというところが多い。


さて、当「しまだ環境ひろば」 は7年前、「島田市環境基本計画」 の策定時、行政によって集められた市民100人会議を前身として、平成15年に改めて設立された、任意活動市民団体(ボランティア団体) です。


行政の指導もあったと思われるが、会則も、活動も、事業もしっかりしていて、総会の開催、決算、進行管理、次年度計画立案など、NPO法人と言ってもおかしくないくらいの厳格なフォローをし、8年間継続しています。


2年前、あることが原因で分裂し、会員数は半数に激減しました。


その後、懸命に新会員を補充、名ばかり会員も整理して、現会員数は漸く27名になっています。


しかし、何か纏まった事業をやろうとすると、ボランティア(無報酬・個人都合優先・自己満足・収益なし)の限界に遭遇し、発展性を阻害しています。


かといって、NPO法人することは簡単にできそうですが、これまでの成立ちから、直ぐ自主性・目的達成意識・マネージメントなど意識改革ができるとも思えません。その訓練期間も必要だと感じています。


名前だけNPO法人で、中身が伴わない団体を多く見ているので、どうしても躊躇してしまいます。


これからの日本は、高齢化社会や、財政逼迫が予想される中、行政のやれることは限られてくると思われます。


市民の真の自立により、”市民でできることは市民でやる”、そう言う世の中がすぐそこまでやってきていると思うのです。



市の、「各種 基本計画」 の中にも、自立・協働の文字が躍っています。もっと行政と市民は胸襟を開いて本音で話し合う事が必要ではないだろうか。


健全な市民による、健全な市民活動の発展は、今後重要になって行くものと思います。