無農薬・無添加”菜種油” 完成

しまだ環境ひろば 「エネルギー・まちと交通分科会」 と 「食生活分科会」 です。


しまだ環境ひろばでは、コミュ二ティ農園 (350坪) を、「エこま分科会」と、「食生活分科会」 の2つの分科会が、主導して運営しています。


個人畑(70坪)は、20組31名の市民が、思い思いの野菜を栽培、共同畑(280坪)では、市民と、当会会員の合同で、秋〜初夏は菜の花、夏〜秋は、大豆を栽培しています。


昨年の10月 菜の花の種まき、11月 苗の移植、4月 菜の花まつり、6月 刈り取り、7月 実出し・乾燥、の工程を経て、滋賀県のE食油(株)へ搾油のお願いのため出荷しておりました。


今日 (7月29日 金) 完成品 (菜種油ビン) となって着荷しました。


今年の菜の花は、苦労しました。菜種の収穫量で、去年の25%減でした。


菜種を搾油すると、収穫量の32〜33%位に減ってしまい、残りは油カスとなってしまいます。


それでも何とか、菜種油ビン で50本ほどを収穫 (最終製品) しました。


種代・肥料代・耕運代・燃料代・搾油代・運賃荷造り費も掛かっています。


それに、ボランティアとは言え、人件費も掛かっています。


とても市販価格ではペイできません (元手も回収できない)


更に、無農薬・無添加で作った、本当に貴重なもので、お金に換えがたい、汗の結晶です。有効活用をしたい。


近日中に、一部、自家給食設備をもつ幼稚園に寄贈をし、エコクッキング教室や環境イベントで使い、栽培に関わった市民と会員に斡旋し、残りを一般市民に販売したい、と考えています。


今年で2年目ですが、休耕田を活用しての、里山の再生・景観保持(菜の花)地産地消・一般市民への農業体験の場の提供など、世の中のために少しではあるが、役立っていると思えるので、今秋も3回目に挑戦を決めています。


写真は、今日着荷した、菜種油ビン(完成品) です。