企業経営の中の、環境(エコ)とは

しまだ環境ひろば 「エネルギー・まちと交通分科会」 です。


今日 (11月7日 月)は、静岡県主催 環境マネージメントフォーラム  「企業経営と環境マネージメント」 於: 静岡グランシップ に、しまだ環境ひろばを代表して出席しました。


目的は、環境関連情報の収集と、地域の中小企業が企業経営の上で環境をどう考えているのか、を探るためです。


内容は次の通りでした。

<第一部>

■ 基調講演 「リスク論を基礎とした環境マネージメント」 講師:安井 至 氏 (東京大学名誉教授)


◆ これまでは、企業が地球環境に対して配慮し、その配慮が企業の価値を高めたり、好評価を得ることが、企業の環境マネージメントであった。
◆ 最近は、経営リスク・環境リスクが山積み状態である。
◆ これからの企業経営は、種々なリスクをしっかり理解して、同時に企業活力を高めていかなければならない。
◆ 環境問題は難しい、理想を一気に目指すと、確実に挫折する。今後は、地球環境とのバランスを見つつ、軟着陸を目指すことが重要だ、と結んだ。


■ パネルディスカッション 「持続可能な社会の構築における企業経営のあり方」 パネラー: 地域中小企業 エコアクション21 取得企業 など


◆ 企業経営の中に、環境を取り込んだことにより、社員のモラルが向上したことは大きなメリットであった。
◆ しかし、そのアウトプット(効果)を、企業経営の成果にしていくのは、
大変に難しい、やれることは小さなエコの積み重ねである。
◆ 地球環境への貢献を検証できていない。
◆ 資格の維持運営はエンドレスであり、続けていかなければならないが、成果も出さなければならない。

地域中小企業の苦悩が窺えた。

<第二部>

■ 出展企業の展示・交流会


◆ 静岡県工業技術研究所の所員と、地域自然エネルギーの創出の話が出来た。
◆ 浜松市のN建設社員と、地域NPOとの連携の話が出来た。
◆ 勾配の少ない水路や河川で効率よく発電ができる、「マイクロ水力発電機」 を開発した、M電機の説明を聞くことが出来た。
島田市の、小水路を使った「マイクロ発電モデルケース」づくりに生かしたい。


今日は、午後の半日でしたが、まずまずの収穫を得て会場をあとにしました。
写真は、今日の様子でした。