紅葉に異変

しまだ環境ひろば 「事務局」 です。


11月もあと一日で終わりです。


今年11月は、安倍奥・川根・伊豆と、晩秋の紅葉を見る機会に恵まれましたが、どこも感動するよな光景が見られませんでした。


大井川上流の二軒小屋〜井川地区、修善寺のもみじ林、伊豆市昭和の森などは、一級の紅葉のメッカですが、どうも今年は今一である。


紅葉しないで緑色のままや、落ちる前にちじれてしまったり、どうもいつもと違います。


原因は、

■ 地球温暖化で、紅葉が1週間から10日間、遅れている
■ 夏が暑すぎた
■ 台風15号の強風


秋の訪れと共に、気温が下がってくると、落葉樹は、冬支度 (葉緑素をつくるための養分を送らなくなる) を始めるので、自然に紅色や黄色になる。


温暖化で、紅葉が遅れていることは確かですが、ただ時期がずれるだけではなく、葉の表面の色や、張りにも影響が出ているようです。


また、夏の昼夜の寒暖の差が小さかったことも影響が大きいとのこと。


いずれにしても、四季がキチット訪れて、昼夜の寒暖の差が大きい夏がくる事が、人が感動するような紅葉になる秘訣だという。


ちなみに、自宅にある 「もみじ」 に、夏の夜に、水をかけて冷やし続ければ、秋の紅葉は間違いないらしい。


地球温暖化を防止して、夏は夏らしい、秋は秋らしい、冬は冬らしい、春は春らしい、四季を取戻したいものである。


写真は、11月28日(月)の修善寺のもみじ林の紅葉風景でした。