瓦礫の受け入れ

「しまだ環境ひろば」 です。

以下は、個人的見解です。


東日本大震災から、9ヶ月余りが過ぎましたが、瓦礫 (がれき) の処理がなかなか進まない。


被災地の多くは、海と山の間に栄えた狭い港町であり、瓦礫も置き場所がなく、海の近くとか、学校の校庭などにも置かれ、一刻も早く片付けてあげたい、と思う気持ちは、日本国民なら誰でも感じていると思う。


現在、被災地の各地に山のように積み上げられた瓦礫は、全体の30〜40%だという。


本当の瓦礫は、これから出てくるのだという。


倒壊はまぬがれたが、とても住めない家がいっぱいあり、その取り壊しから出る瓦礫が、これから出てくるというのだ。


そんな中、島田市が、いち早く、瓦礫引き受けの手を上げましたが、早速、風評被害や、飲料水の汚染を心配した地元から受け入れ反対の声が上がりました。


京都の大文字焼きのマキの辞退と同じ構図ですが、本当に悩ましい問題です。


受け入れを予定している瓦礫は、岩手県の2市のもので、国は、絶対安全なものだと言っていますが、もっと詳しい実測値や検証結果を、科学的、具体的に映像を使って、しっかり説明すべきだと思います。


また、もし何かの被害が出たら、全面補償を約束するべきです。


とにかく、地元住民がこれなら大丈夫と納得する、説明が大事であると思います。


今回の大震災が、もし島田市周辺で起きたら、と思うとぞっとしますが、何とかしてやりたいという、気持ちは誰でも持っていると思います。


市も大所高所から考えて判断したのだと思いますが、何とかここを乗り越えるチエが必要と思います。


それには、先ず、本当に真剣な、真摯な、迫力ある、国の対応が必要だと思います。


少なくとも、テレビ報道から見える、国(環境省)の説明には、迫力・執念・情熱・誠意が感じられない。

この問題は、ここからが始まりだと思います。