NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。
今日 (1月16日 金) は、「静岡 生活情報交換会 1月例会」 へ出席しました。
当会は、毎月一回、生活に密着した良い話を聞こう、と結成された会で、今では会員数 50名、50回以上の講演会になっています。
幹事団が、毎回興味深いテーマと講師を用意してくれているので、楽しみに出席しています。
いつも環境漬けでは、人間が偏りますので、努めて参加するようにしています。
今日の案内は次のとおりでした。
■ 開催日時:1月16日(金)午後1:30から3:00まで
■ 場所:アイセル21 4階 研修室
■ 演題:「東日本大震災に学ぶ」 〜多様な視点で地域の防災力アップ〜
* 性別や立場 (障害の有無や年齢・家族の形・子供や介護が必要な家族がいるなど) による被災や困難の違いや実態
* 防災と男女共同参画・多様な人々への配慮に関する国や県の政策・行動計画など
* 県内外で、男女共同参画の視点で防災を改善していった事例 (女性が主体的に参加することをどのように促すか)
* ワークショップ-------参加者の皆様と一緒に考えましょう。避難所の運営で起こってくる男女共同参画・多様な人々への配慮に関する課題をシュミレーションで考えてます。
■ 講師:静岡大学教授、減災と男女共学研修推進センター共同代表 池田恵子様
■ 参加料:無料
■ 主催:生活情報交換会と静岡市女性会館の共同主催
今日の講演では主に避難所の運営について学びました。
東日本大震災の時は、人々の直面した困難には、深刻な性別・立場の違いがあったとのこと。
画一的、皆平等の支援は、かえって被害を拡大するという。
避難所にいる人たちは、ひとり一人違う。遠回りのようだが多様性に対応することだという。
今日はこれまで経験のない、知らなかったことをたくさん学びました。
しかし、避難所は、自助・共助・公助のどの世界なのか、分野なのか?
国も、自治体も極めて財政が厳しい中、将来どこまで公助で救えるものなのか。
国民に、ここまでは自助で、ここまでは向こう三軒両隣りや、隣り組の共助で、ここから公助だということをもっと明確にすべきではないか、とも思います。
避難所の運営を多様なニーズに合わせて準備することは良いが、自助をしないで、避難所に逃げ込めば何とかしてくれる、という甘えがあってはならない。
本当に難しい問題だ。