NPOの悩み

NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。


しまだ環境ひろばは、活動した会員には、活動経費は支払っていますが、報酬は、基本的に未だ、無報酬です。


事業は、外部からの委託事業、各種助成金事業、独自企画事業の3本柱ですが、事業をやる限り、どの事業も、”品質” と ”納期” は当然問われます。


目的を持って、自立はしていますが、目的達成度は今一で、自己満足の域を脱していません。


マネージメントはしていますが、一部の人のみで、組織全体はそう感じていません。


従って、どうしても役員や一部の人にしわ寄せがいっています。


会員全員が、苦労を共有化したり、労わったりする意識も少ないのが現状です。


これまで、種々のNPO意見交換会に出席してきましたが、多くのNPOが、資金不足や人材不足で悩んでいますが、もう一つの悩みは、目的の達成のために組織全体が、なかなか一丸となれないことです。


活動に熱心な人も、そうでない人も、みんな平等であるという認識です。


やっかいなことに、活動に余り参加しない人が、口だけ出し、「そこまで主張するなら率先して貴方がやってよ」 と言うと 「私は出来ない」 と逃げる人がいます。それでもこの世界は通用してしまいます。


NPOと言えども、目的達成を目指し、上げられる利益はキチット上げて、働いた人には、少ないながらも報酬を支払って行かなければ、本当の仕事はできないのではないか。


こういうと、それは企業ではなないか、と思われるが、企業との違いは、社会的な課題を、市民や団体が協力し合って、公共的、公益的に解決して行くところであると、NPOに詳しい、世古一穂先生は説いており、共感する所です。 


そう理解していても、なかなか現実はうまく行かない。


ボランティアから、NPO法人に移行した当会の、今日この頃感ずる大きな悩みである。