NPOはボランティアとは違う。

NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。

 

国には憲法があり、各種の法律があり、それを忠実に守る行政や、番人である裁判所があり、国の秩序が保たれています。

 

この仕組みは多少の違いはあっても自治体でも、企業でも同じである。

 

しまだ環境ひろばは、NPO法人ですので定款があり、代表と事務局が定款に書かれた規則を守り、会の秩序を保っています。

 

その重要性に異論をいう人はいません。

 

法人格ゆえに、所轄官庁への事業報告・活動報告・役員登録など厳しい指導下に置かれています。

 

法人格でない普通の市民活動団体は、一般的にNPO (Non Profit Organizaitions)= 民間非営利団体 と言われています。

 

よく、ボランティアと同義語のように言われていますが、ボランティア (volunteer) は、自発的に無報酬で、福祉などの活動に参加する人を指し、NPOとは基本的に違います。

 

 ■ 世古一穂先生の解釈を借りると、ボランティアとは個人の概念、NPOは組織の概念である。

 

 ■ ボランティアは自発的だが、NPOは自立性と自律性が問われる。

 

 ■ ボランティアは、自己実現や自己満足、NPOは目的達成を第一義とする。

 

 ■ ボランティアとNPOが大きく異なる点として、マネージメントがあるかどうかだ。

 

 ■ マネージメントとは、最小の投資で最大の利益を上げることだ。

 

NPOの構成員の中に、ボランティア団体と勘違いし、会則も要らない、会則をそんなに守る必要はない、こうしゃくな計画もいらない、会が重苦しい、自由度がない、と息巻く人がいる。

 

そういう意見で会を先導しようとする。そのくせ本人は何もやらない。本当に困った人だ。

 

本来、計画案を作り、実行し、会則を守り、評価し、次に繋げていく人が大事であるのに、あたかもその人が諸悪の根源であるがごとく排除しようとする。

 

会員の中に1割はそういう人もいるが、物事の本質を理解しキチット正論を言える人が別に1割いる。

 

会はそういう人でもっているのだ。

 

特に代表はそこを見分ける見識が必要で、そうでないと会を潰すことになる。