新年度に向けて

NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。


今年度も、あと2ヶ月余になりました。


新年度に向かっての方針や、体制づくりの時期になっています。


しまだ環境ひろばは、必然性があって、昨年5月 ”NPO法人化” しました。

しかし、会員の立ち位置や、認識は、任意団体 (ボランティア) のままですが、活動の内容は、「奉仕」 から 「仕事」 に少しづつ変わっています。


報酬までは支払っていませんが、経営が許せる範囲で、かかった経費や、かかるだろうと思われる経費 (個人持ちの電話や車の公の使用など) は、今年度からできる限り支払っています。


要は、仕事をした人には、それなりに報いていこうという事です。


さて、ボランティアは、基本的に個人であり、個人都合が優先されますが、それが団体になっても、ボランティア (無償奉仕) であるかぎり、個人都合が優先します。


団体を維持するためには資金が必要で、資金稼ぎのために仕事が必要です。


■ しかし、仕事となると、そこに責任や、品質維持が必要となります。


個人の都合を優先していたら、仕事はできないわけで、個人都合の間を役員がつなぎながら、団体の責任や、品質を維持をしています。

ボランティアを主体としてきた会員は、指示や命令を嫌います。ここは企業ではないから、企業の論理を持ち込まないで、と頑なに抵抗します。

企業や団体を経験して、仕事には指示・命令系統は欠かせないと思っている会員も、ようやく会社の上下関係から解き放たれ、その開放感に浸っている時に、あまり強い指示に出会うと、地域社会に帰ってまで指示を受けたくない、と抵抗します。(ある程度の指示は已む無いとも思っているとは思う)


従って役員クラスは、いろいろと気を使います。


■ 仕事を遂行するには、その仕事の司令塔 (まとめ役) が必要です。

まとめ役は、何も自分ひとりで仕事を抱え込む必要はない。


要は、一気通貫で企画をし、仕事を、抜けのないように割り振れば良いのである。

一気通貫」 で仕事をやって、というと、全て自分で抱え込む人がいるが、そうではない。

むしろ、仕事の部分部分を、他のできる人に振って、仕事の全般をまとめることである。


そうすることによって、一気通貫で任せた人には、仕事の裁量が与えられたことになり、仕事が成功した時の喜びや達成感をあじあう事ができるわけである。


■ いつも自己都合優先の会員で、口だけ出す会員がいます。


ボランティアには、それも許されていますが、仕事に貢献していない人の発言は、一般社会 (企業や団体) では相手にされません。

ボランティアといえども、たまには、自己犠牲がないと、周りが許さないし、その人はだんだん浮き上がっていきます。

ボランティアといえども、率先して仕事をやる人の位置付けは、高いのではないでしょうか。


新しい年度が近づいています。いろいろ考える今日この頃です。