島田市景観計画・景観条例

NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。


島田市では、10月15日号 「広報しまだ」 にて、「景観計画」 「景観条例」 を平成26年1月1日から施行することを公表しました。


■ 計画の区域は、市内全域

■ 市内を5つの特性に分類しそれぞれの要素を生かす

  ◆ 歴史 ◆ 地の恵み ◆ 水の豊かさ 
  ◆ 動きやすく快適な移動空間 ◆ 生きいきとした市民の活動

■ 重点地区は、「おび通り」 で今後市民の意見により他地域に広げていく


計画は、市民の合意を得ながら状況の変化に合わせて内容を充実させ、市民とともに成長する計画にしていきますと、結んでいます。


島田市は、幸いかな、山側の開発が進んでおらず、自然が豊かなまちです。


しまだ環境ひろば」 では、市と協働して 「しまだの里山30選パンフレット」 を編集し、5年連続で、「市民 里山30選視察会」 を開催し、累計で130人余りの市民がこれに参加し、”美しい里山保全” を誓い合ってきました。


この30選の写真の中には、既に美しい里山景観を損なってしまった、”箱物” がたくさん写っており、現地を視察して、愕然としている場所がいくつかあります。


◆ 昔は、田んぼの向こうの山すそに見える、「桜に囲まれた慶寿寺」 は、素晴らしい里山の風景でしたが、鉄筋の市営住宅が建設されてその面影は全く無くなってしまった。


◆ 牛尾山・熊野神社周辺を南の田んぼから見る景観は、素晴らしかったが、山すそにコンクリート3階の建物ができ、すっかり景観が崩れてしまった。


◆ 参道脇の田んぼから見る、「杉の木に囲まれた静居寺の屋根の瓦」 は素晴らしい景観であったが、工場や石ころの空地ですっかり景観が崩れてしまった。


いずれにしても、素晴らしい景観の中に、違和感のある ””や、大きな建物が建つと景観やイメージを大きく損なう。


今回の 「景観計画」 「景観条例」には、大いに期待したい。