新しい 「市民参加」

NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。


明日 (11月15日 金 夜) は、「第二回 ゆめ・みらい百人会議」 です。


今年4月1日の、日本経済新聞 朝刊 コラム 「地流 時流」 に、”市民討議で 「決める政治」” という次の記事が掲載されました。


■ 内容は、見ず知らずの市民同志が、裁判員制度のように無作為抽出されて集まって、地域の課題を市民討議するもの。


■ 課題は事前に学習して、自分の意見を述べ、異なる意見ともすり合わせながら、行政への提言をまとめていく、という形式。


■ 新しい市民参加の手法として全国に普及しているという。


■ 当初は、「たかだか数十人の市民が集まって討議しただけで住民の総意とはいえない」 と冷ややかだった自治体も協働して、政策決定に生かす動きが出てきたという。


過日開催された、「第一回 ゆめ・みらい百人会議」 でも、エントリーした委員の意気込みと、行政の期待の間には、かなりの温度差があるように感じました。


市民は、今、前述の記事のような、”市民参加” の形態を期待しているのではないのでしょうか。


行政も市民も、”市民参加” に慣れていませんが、記事は、「民主主義には手間も時間もかかる面倒なシステムだ。その調整コストを引き受ける市民が育つ事は、地方自治の新しい回路になる。」 と結んでいます。


これぞ、新市長が言っている、「市民の自主・自立」 であり、「百人会議は人づくりだ」 では無いでしょうか。


来年以降の、「ゆめ・みらい百人会議」 の自由討議には、新しい市民参加の形態を生かして、大いに期待したいものだ。