市民団体の組織維持と鈍感力

NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。


元小泉総理大臣が、「何をやっても批判の対象にされる。よって鈍感力が必要だ」 と言っていたことを思い出します。


それでもなお、総理大臣をやりたい人はいっぱいいるのは、何があるのだろうか。


市長も同じで、批判の対象にされながら、最近は夜遅くまで平成26年度の予算編成に体を縛られているという。


本当に、ご苦労様と言いたい。


目を市民団体に転じてみると、何の報酬も無いのに、代表をやり、時には批判の対象になる。


それなら、あなたがやりますか、というと逃げてやらない。


企業や自治体であれば、個人を犠牲にしても、まず組織の維持向上を考える。


当たり前のことである。


それを考えない、縮小均衡の持ち主は、社長や代表には決してなりえない。


普通の会社では、一般社員も会社がつぶれてはどうしようもない、と組織優先で考えるが、市民団体の中には、組織がつぶれても仕方ない、活動資金を食いつぶして終わり、という人がいる。


市民団体は、当たり前の世界ではないのである。


市民団体の会員は、誰も平等であり、一票を持っている。


報酬を払っているわけではないので、何を言っても自由であるが、この考え方が幅を利かすようになったらその団体は終わりに近い。


どうしたものかな。”鈍感力” をもって前に進むべきかな。