富士山 「保全協力金」

NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。


静岡県は、去る7月10日〜9月10日まで、静岡県側から富士山へ登る各登山口に係員を置いて、「保全協力金=原則として一人1000円」 を徴収してきましたが、想定した目標を大幅に下回ったようです。


富士山は当初、世界自然遺産として登録を目指しましが、ゴミの不法投棄などによる環境悪化や開発により本来の自然が保たれていないなどの理由で認められず、改めて文化遺産登録を目指しました。


その結果、山頂の信仰遺跡群や富士五湖などを含む25件が文化遺産として認められ、正式名称は 「富士山―信仰の対象と芸術の源泉」 と決まり登録されました。


今日、富士山の登山道に、多数の排泄物の不法投棄があることが、テレビ各社から報道がありました。


事情を良く知る有識者の話では、 ”夜間や早朝の弾丸登山者” の仕業ではないかという。


已むおえず、夜間に乗じて、登山道のすぐ脇に、汚物を置いていくのだという。


弾丸登山者の多くは、 「保全協力金=入山料」 を支払っていないのではないか。


いろいろ難かしい問題はありますが、 「保全協力金」 の任意制をやめて、入山者全員を対象とする方式に改め、その資金で、山頂や、登山道には、バイオトイレを増やし、常時稼働にすべきと思います。


山を愛する人は、これくらいの負担は十分許容できると思う。