既存の建物を利用した、市民活動の拠点づくりを

NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。


市民活動団体 (その多くはボランティア活動) の大方が高齢化と、後継者難でそれぞれ苦悩しています。


もう数年も経てば、消えていく団体が多いでしょう。


■ 島田市には、市民活動団体が、300余もあると聞いていますが、それを取りまとめている部署も団体もありません。


  ◆ 最近は、市民団体間の集まりもなく、何かの会議で偶然顔を合わせるくらいで、交流もありません。


  ◆  同じジャンル  (たとえば 環境・教育など) の中では、市民団体がお互いに張り合っており、協働し合うような雰囲気もありません。


  ◆ 自治会・町内会 (地区内活動=縦糸) と 市民活動団体 (市内横断的活動=横糸) の交流も全くありません。


  ◆ おそらく、目指す方向は一緒の筈なのに動きはバラバラで、もったいないかぎりです。


■ 若い人たちだけの市民団体も多数あるのでしょうが、世代を超えた団体の交流を仲介する組織も見当たりません。
 

  ◆ 若い人たちの中で、高齢者が多い団体を引き継いで行ってもらえる人は出てこないものだろうか。


■ 団体の内部問題ですが、役員、特に 「代表」 や 「会計」 のなり手がいないことです。


  ◆ 団体によっては、代表や会計担当役員の顔ぶれが毎年変わらないことが多い。


  ◆ 若く、情報管理に明るい、若人の入会があれば解決するのだが。


島田市、旧市と周辺の村の合併の歴史の中で、いまだに、旧村単位 (自治会・町内会) の地区意識が大変高い。


地区のことは地区でやる、ということらしい。


旧村単位に自治会があるが、これとは別に自治会内に、「コミュニティ」 なる、別組織があって、この組織がその地区内を横断する、イベントとか環境活動とかを担当しています。


旧市には、コミュニティ組織はありません。


自治会やコミュニティと、市内全域を活動範囲とする、市民活動団体とは、全く交流がありませんし、行動を異にしています。


かなり専門知識を持って、市内全域を活動範囲とする市民活動団体の活用ができていません。


市民活動団体間や、自治会と市民活動団体との交流を仲介するのは、市民団体の協力が大前提ですが、やはり行政ではないのだろうか。


島田市に、全市共通の、市民のコミュニティ拠点がないのも、市民同士の交流を阻害している原因なのではないだろうか。


上記の悩みを一気に解決するのは難しいが、沢山ある、既存の建物を使って全市民 (団体) がいつでも気楽に使える市民の拠り所を早く作る必要があると思います。