「長泉町小水力発電システム」 は勇気と希望を与えてくれた。

NPO法人 しまだ環境ひろば 「エネルギー担当」 と 「事務局」 です。


昨日 (3月16日 月) は、「長泉町の小水力発電システム ニコニコ 1号」 の運用開始式と見学会」 に参加しました。


本システムは、平常時は、100%売電し、災害時は、緊急電源に切り替えて、市民の煮炊きや、携帯の充電など、周辺の自治会に開放するという。


また、充電装置内には、常時 「移動式バッテリー」 が4台設置されて、緊急電源が必要なところ (病院や災害現場など) にバッテリーを移動し緊急対応するという。


売電収入からは、イニシャルコストを償却し、残りは、メンテナンス費用に当て、更には地元の 「まちづくり支援金」 としても還元するという。


長泉町の町長さんも、 「本計画は、町の負担金は全くゼロで、しかも災害時は、緊急電源として住民に無料開放されるという、素晴らしいシステムだ」 と挨拶しました。


島田市でも、長泉町に劣らない小水力発電創出の候補地 (大井川用水路) をいくつも持っています。


市内の災害時の緊急避難場所 (主に学校の校庭) の横には、用水路が流れています。


また、公会堂の横にも用水路が流れています。


地場産業の、「製茶工場」 や 「みかん加工場」 の横にも用水路が流れています。


また、民間施設の横にも用水路が流れています。常時は民間施設で電気を使ってもらい、緊急時は市に開放してもらう仕組みでも良いのです。


とにかく、「長泉町の小水力発電システム」 は、これから小水力発電を計画している市町村には、大きな勇気と可能性を与えてくれました。


今回の、「長泉町のシステム」 は、長泉町・地元自治会・水利権者・県、そして事業の主体である 「(社) 自然エネルギー利用推進協議会」 の一致協力した体制があったらからできたという。


島田市でも、関係者が一致協力して、これに取り組みたいものである。