NPO法人 しまだ環境ひろば 「エネルギー 担当」 です。
昨日 (6月17日)、参議院本会議で、大手電力会社から送電部門を切り離すことを義務づけた 「電気事業法」 などの改正案が成立しました。
戦後60年以上続いた大手9電力会社による独占事業は終わりを告げることになります。
この電力改革は、2020年までに段階的に進められます。
これまで政府は、電気事業法の改正を3段階で進めてきました。
■ 2013年には、全国の電力需給を調整する専門機関の設立
■ 2014年には、電力の小売りの全面自由化
■ 今回 2015年 発送電分離 (今回は電力だけではなくガスの小売り自由化も含む)を決めた。
電力小売り事業への参入を届け出た事業者は、この前まで500社と言っていたが現在は600社を超えたようだ。
当面、注目される点は、来年 (2016年) から始まる、電力小売りの自由化です。
一般市民は、自由に電力会社を選ぶことができます。
また、再生可能エネルギーだけを買うこともできます。
競争激化で、果たして電気料金が下がるかどうかです。
公平な取引を監視する、「電力・ガス取引監視等委員会」 も今年の秋に立ち上がるようだ。
当分、電力自由化の動きから目を離せない。