「島田市事業仕分け・環境問題」を傍聴して

NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。


昨日 (8月8日 土 AM) は、「平成27年度 島田市事業仕分け 3日目 AM」 を傍聴しました。


休日にも拘わらず、傍聴者は20人くらいでした。


仕分けの対象事業は、 
       ■ ガス化溶融施設管理運営経費 (燃えるごみを溶融炉で焼却する事業


       ■ 資源化促進事業 (新聞・段ボールなど資源回収奨励金交付事業



島田市は、溶融炉という、ごみを溶かす方式の炉で、市民にごみの種類をあまり制限しないで焼却、その火力を使って発電もしています。


溶融炉の電力は発電で賄い、余った電力は売電もしています。


平成25年度実績で、7.8億円の経費 (溶融炉のみ) を支払っています。


市民は、便利で、きれいで、市民の満足度アンケート調査結果は、圧倒的に NO.1 です。


しかし、別な調査では、市民は本当に環境面でこれで良いのか? 自問自答している結果が出ています。


事業仕分けの席上結論は、「市が実施する事業だが、改善が必要」 となりました。


” 燃えるごみの中に、燃やさなくても良いごみが多い” 現状に、もっと突っ込んだ仕分けが必要ではないか、と感じました。


資源化促進事業も、仕分けの結果は、「市が実施する事業だが、改善が必要」 となりました。


簡単に結論が出る問題ではありません。


目的は、「燃えるごみの減量化」 だ。 奨励金は、あくまで目的達成の手段だ。 奨励金を出して、燃えるごみが減っているかどうかだ。


仕分け人の一人が、燃えるごみの中の雑紙の分別は、やればできる。 市が本気でやるかどうかだ。 とにかく楽しくごみを減らす提案だ。 楽しくやれば奨励金などいらない。 と強調していましたが共感を覚えました。


今丁度、 「百人会議 環境・エネルギー分科会」 で、同じごみ問題を取り上げて、市民と行政が、「ごみの更なる減量化推進合同検討会」 を立ち上げて、鋭意検討中である。


今回の事業仕分けのやり取りは非常に参考になりました。


特に席上で配布された資料は生のデータであり、参考になりました。