人づくりは、若い人との出会いから

NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。


市長は、所信表明で、「島田市ゆめ・みらい百人会議」 の設置を約束し、その目的を、”誰もがどんな意見でも自由に発言し・発表できる場を確保することにより、「市民参加によるまちづくり」 を推進することだと言い、約束を守りました。


9月5日(土)に開催された、「島田市ゆめ・みらい百人会議」 の提案発表会の講評で、市長は百人会議の目的を再度強調する中で、実は百人会議の究極の目的は、「人づくり・自立市民づくり」 にあったと言いました。


残念ながら、「百人会議」 にエントリーした市民は、男が72% 女が28%、60歳代以上が55%と、大変偏りが大きく、人づくりという観点からは問題を抱えたスタートになったことは否めません。


若い、20〜30歳代のエントリーが余りにも少なかったからです。


9月5日の提案発表会は、それなりの内容になりましたが、人づくりという観点からは反省が大きい。


百人会議へエントリーした高齢者が、人づくりに貢献できたと評価する人は少ないと思う。


高齢者は、種々な経験と知識を持っていることは確かだが、長く生きてきている分だけ自我が強く、自説を曲げない人も多い。


真剣には取り組むが、”人を育てる” という考えは余りない。


自分たちは、できる人の後ろ姿を見て自力で修得してきた思いが強いので、手を取って教えるというような考えはあまりない。


さて、「島田市ゆめ・みらい百人会議」 は、来る10月18日で区切りとなる。


もう一回、第二次募集はしてもらいたいが、若い人たちが積極的にエントリーしてくる工夫が必要だ。


聞くところによると、今、島田市には、300ほどの市民団体 (一人団体も含む) があるようですが、その殆どが高齢者の集まりです。


また、市議会傍聴者・タウンミーティング国勢調査員・展示会実行委員会などなど集まってくる人は、みんな高齢者である。


「しまだ環境ひろば」 の会員平均年齢も、70歳を大きく超えています。


困っていることは、資金難ではなく、後継者難です。


資金もあり、活動フィールドも持っているが、このまま行ったら自然消滅します。


今、大切なのは、若い人への活動や事業の継承です。


この所、行政による、「市民団体同志の集い」 は全くなくなってしまいました。


今、大事なことは、市民団体と若い人の出会いです。


是非、市民づくりを担当する所轄課は、”出会いの場” 話合いの場を作ってほしい。


そこで、活動と事業の引継ぎの提案を行いたい。


それを受け入れてくれる若い人の団体へ、活動・事業の継承や、人づくりに最大限貢献したい。


それが ”人づくり” の早道のように感じます。