NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。
しまだ環境ひろばは、自然環境の保全や、観光遺産の保全とその活用などにも関心を持っています。
先週 (11月17日 火) は、国指定史跡・世界文化遺産 「韮山反射炉」 の見学の機会に恵まれ行ってきました。
ウイークデイの午前10時なのに、大勢の観光客で大変な賑わいでした。
今年7月 「明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼・造船・石炭産業」 の構成資産のひとつとして、世界遺産に登録され、その時点から一気に観光客が急増しているようだ。
現地は、予想以上の観光客の急増で、インフラ (道路・駐車場・トイレ・レストランなどなど) が追いついておらず、拡張工事の真っ最中でした。
入場料は100円/大人 でしたが、近日中に300円位に値上げが予定されているとのバスガイドの話でした。
観光遺産の保全と、その遺産を活用しての観光客の増加策やインフラの整備は、予測を間違えないように総合的に進めなければならない。
目を島田市に転じて見ると、「蓬莱橋」 「川越遺跡」 など素材はいっぱいあるが、観光客のお金が島田市に最大落ちるように整備が行き届いていない。
「島田市ゆめ・みらい百人会議 観光分科会」 から、蓬莱橋の観光客対策提言書が提出され、土産物販売店や洋式トイレは急遽設置されるようだが、この際、この貴重な遺産の総合的活用を考えるべきと思う。
ハイキング客なら、往復通行できる時間があるが、バスで来る観光客は、滞在時間から考えて 「片道通行」 だ。
そうしたら、どちらから入場しても良いように両岸に、道路整備・案内所・駐車場 (バス・乗用車) ・トイレ・土産物店は、整備すべきだ。
少なくとも、橋のすぐそばに、駐車場は最低必要だ。
向こう岸にやっとで渡ってもらったら、バス駐車場まで相当歩かなければならない、では話にならない。
観光客の大半は高齢者である。
観光客の増加対策 (PR) を大々的に打つことは言うまでもない。
インフラの整備で、お金が落ちることが予測できたら投資すべきだ。
通行料もインフラ整備を条件に、200円に値上げしたらよい。
島田市の観光遺産をひとつ一つ、を見直す必要があると思う。