大井川鉄道黒字化、観光客の拡大は面で。

NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。


先週、大井川鉄道株主総会が開催され、2年連続黒字化” が公表されました。


大井川鉄道は、乗降客の減少から、運行本数を減少させる負のスパイラルに陥り、そのため経営を一新して役員、社員、周辺住民の懸命な経営努力で黒字化したことに敬意を表したい。


 きかんしゃトーマス号」 「きかんしゃジェームス号」 の運行や、その宣伝効果が功を奏していることは間違いないが、これから長期的に乗降客を増やして行くには、観光客を地道に増やして行くしか道はない。


大井川は、島田市の遺産である。


源流の南アルプスは、水と森の宝庫であり、中・下流域の島田市は、その恩恵を誰よりも多く享受しており、大井川も、大井川鉄道も永遠に維持保全されなければなりません。


そういう意味で、大井川鉄道さんには、市民環境団体としてもエールを送りたい。


過日、大井川鉄道利用客の拡大は、点や線で考えるのではなく、面で考える必要性を提案しました。


すなわち、奥大井を三角形の頂点として、底辺のJR東海道線の、金谷駅大井川鉄道)と、静岡駅(静岡鉄道のバス) の両方から、奥大井方面へ入れる工夫をする。


大井川鉄道と、静岡鉄道 (バス) の連携です。


更に今回の提案は、島田駅と、大井川鉄道の、家山駅川根温泉 (川根温泉駅) を結ぶバスの運行をもっと飛躍的に利用勝手を上げることである。


現在の、島田駅から大井川鉄道各駅までの運行バスの使い勝手が悪い。


乗車率が低いので、最低の本数になり、負のスパイラルに陥っている。


もっと、島田駅からの、川根温泉行き (バス) や、川根温泉駅経由、奥大井 (大井川鉄道) ルートを宣伝すべきと思う。


運行バスの時刻表も、申し訳程度に載っているだけで全く機能していない。


大井川鉄道側から、改善を提案すべきと思う。


まだまだやることは多い。