NPO法人 しまだ環境ひろば 「エネルギー 担当」 と 「事務局」 です。
今日 (12月28日 月) の日経新聞朝刊 4頁 核心 に、「さよなら化石燃料」 か? の記事が掲載され興味深く読みました。
ところで、去る12月12日、フランスのパリで開催された、「第21回 国連気候変動枠組み条約締約国会議 = (COP21)」 で、「パリ協定」 が採択されました。
内容は、
■ 産業革命前からの世界の気温上昇を2度未満にし、1.5度以内に向けて努力する。
■ 世界各国の参加 (196カ国) を優先して、目標達成義務付けは見送ったが、目標の引き上げに向けて5年ごとに見直すこととなった。
◆ 各国の自主目標を達成しても、前述の2度未満には届かない。
■ 先進国に、発展途上国に対して資金援助を義務付けました。
記事は、パリ協定を字句通りに読めば 「さよなら化石燃料」 だと言っています。
脱化石燃料の先頭を走ろうとする欧州でも、現状では化石燃料の依存度は小さくない。 (英国やドイツでは電気の6割がまだ化石燃料から生まれている) と言っています。
思い切った手段をとらないと 「脱化石」 には遠く及ばないと記事は記述しています。
「脱化石」 「脱原発」 は、再生可能エネルギーの飛躍的普及が条件だが、消費者負担の上昇を理由に、もう固定買取価格を下げ、結果、再エネ比率に歯止めがかかり始めました。
もっと、腰を据えたエネルギー政策が必要ではなかろうか。