「日銀 静岡支店」 の見学

NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。


今日 (1月15日 金 AM) は、「静岡・生活情報交換会 1月度 例会」 へ参加しました。


いつも、市民環境活動だけでは視野が狭くなるので、努めて異業種出身の方が集まる会合には出席しています。


「生活情報交換会」 は、毎月一回、為になる良い話を聞こうと集まった会で、もう60回余の開催を誇る会になってきました。


今日のテーマは、日銀 静岡支店の見学会」 でした。


日銀は、いわゆる政府や銀行のための銀行であり、私たちの日常の生活には馴染みが薄い組織であるが、一度は見ておきたいという興味もあり、今日は、30名余の会員が見学しました。


  ■ 日銀は、明治15年開業 東京本店・国内32支店・14事務所・海外7支店だという。


  ■ 静岡支店は、昭和18年開業 (全国23番目) 昭和47年、現在の金座町に移転

     ※ 金座とは、江戸時代において、金貨の鋳造のほか、通貨の発行という現在の中央銀行に相当する役割を担った組織で、ちなみに、金座町に居を構えているのは、本店と、静岡支店のみだという。


さて、日銀の役割は大きく分けて、3つ。


(1) お札(日本銀行券)の発行・流通・管理


  ■ 日本銀行は、お札(日本銀行券)を発行している。お札は、日銀を通じて世の中に出回り、再び日銀に戻ってくる話は誰でも知っている話、


    ◆ 戻ってきたお札の平均寿命は、千円札は1〜2年、万円札は3〜4年だという。


  ■ 私たちが収めた税金や社会保険料は、日銀の預金口座に集結する。 年金や国の支出はこの預金口座から支払われる。


  ■ 金融機関は、日銀に預金口座を持って、私たちが銀行を通じて振り込んだお金の決済は、日銀の金融機関預金口座で決済されているという。

    一日、百兆円くらい動くという。


(2) 物価の安定と (3) 金融政策


  ■ 「物価の安定」 とは、家計や企業が、物価水準の変動に煩わされることなく、消費や投資などの経済活動を行うことができる状態をいう。


  ■ 「金融政策」 とは、通常、公開市場操作などの手段を用いて、短期金融市場金利を誘導することを云います。金利を上げ下げすることで、景気・物価を上向きにしたり、抑制したりします。


今日は、お札の偽造防止の技術を多数教わりました。


また、偽札見破り術 (さわる ・ すかす ・ 傾ける) も教わりました。


破損したお札の取替えルールも知りました。

   ■ 破損していても、2/3以上原型が残っているお札は、元のお札と交換

   ■ 2/5以上 2/3以下 は、半分

   ■ 2/5未満 は、ゼロ だそうです。


今日は、良い勉強をしました。


幹事さん、いつもありがとう。