静岡市の「高齢者保健福祉計画と実態」を聞く

NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。


今日 (5月20日 金 AM) は、「静岡・生活情報交換会 5月例会」 に参加しました。


生活情報交換会は、会社や団体をリタイヤーして、元気にボケないで、良い話を聞こうと集まった仲間の集いです。


毎回、100円〜300円位で、講師を招いて、良い話を月に一回聞けるのは、幹事さんのおかげです。


月一回の頻度で、講師を招聘するのは楽ではありません。


それが、もう60回も続いているのは、幹事団の日頃のご努力のお蔭です。


さて、今日は、静岡市の福祉・介護事業計画と、その現状を聞く機会に恵まれました。


  ■ 場所: アイセル21 4階 研修室


  ■ 内容: 静岡市市民出前講座  「高齢者の現状と健康寿命の延伸に向けて ― 在宅福祉サービスや第7期高齢者保健福祉計画」 の説明でした。


  ■ 講師: 高齢者福祉課総務係 近藤雄介さん他2名でした。


人口減少社会、高齢者の急増、福祉や介護の費用がうなぎ上りで増える中取るべき対策は次の3つです。


静岡市の保険・福祉計画もこの3つで出来上がっていることがわかりました。


  ■ 高齢者が、生きがいを持って元気な生活ができること。 → 予防


  ■ 地域で支え合う体制をつくること。 → 自主・自立・共助


  ■ 新しい仕組みを作ることではなく、今ある仕組みをネットワークして全体が機能する仕組みとすること。 → 新規投資の削減


税収は減り、サービスは増える一方では成り立たない。 いつしか市政は破綻します。


元気なお年寄りを増やして、かかる負担を減らし、みんなで支え合う社会を作り上げることは、当たり前のことです。


しかし、その当たり前のことがなかなかできません。


市民ひとり一人が、これからやってくる社会 (人口減・税収減・高齢者増・介護福祉の経費増) を見据えて、良く理解し、なるべく公助に頼らない生活を送ることです。


勿論、本当に困窮した人を助ける、「セフティ―ネット」 は完備しなければなりません。


そうでない人は、「自主・自立・共助」 が基本であることを肝に銘じなければなりません。


今日も、聴講者から、「介護保険料が高い」 の指摘がありましたが、高齢者全員が、前述の3つのことを肝に銘じて実行して始めて成しえることです。


保険料が高い、高いと言っていても始まりません。


みんな高いと思っていますが、いざ自分がそうなったことを心配して文句を言えません。


要は、高齢者みんなが自覚して、3つを確実に実行すれば福祉・医療の経費は減るし、逆に、公助に頼りきれば、高額保険料をいくら払っても追いつきません。


とにかく、適度に体と頭を動かし、張をもった生活を続けたいものです。


それが、福祉・医療行政への何よりの貢献だと思います。