脱原発と温暖化防止と経済成長

NPO法人 しまだ環境ひろば 「エネルギー 担当」 と 「事務局」 です。


昨日 (6月19日 日) は、「第54回 静岡県母親大会」 で24分科会の一つである、「再生可能エネルギーの先進自治体をめざす島田市 自然いっぱい!伊太の里の発電施設見学チーム」 を、3つの再エネ発電所にご案内しました。


今、エネルギー政索は、次の3つの課題と密接につながりながら、バランスをとって進んでいます。


  ■ 脱原発は、殆どの国民の悲願です。

  ■ 地球温暖化防止 (CO2排出削減) も急務です。

  ■ 安い電力を創出して経済の活性化を促すことも大事です。


チームをご案内しながら、3つの課題を打開して行くには、「再生可能エネルギーの創出」 に、もっと国民が一生懸命にならなければならない事を説きました。


東日本大震災による、東電福島原発の大惨事で、原発の怖さを知りました。


昨年末の 「パリ協定」 で、我が国は、2030年までに、2013年比 26%の温暖化ガスの削減を約束しました。


今、原発の殆どが止まり、90%方、火力発電でまかなっている状態では、26%の温暖化ガスの削減などは夢のまた夢でしかない。しかし協定は国際公約であり最悪お金で買わなければならない。


一方で、日本国民の殆どが豊かさを経験し、生活レベル (サービス) を落とすことには、殆どの国民が良しとしません。


例をとると、島田市でも、ごみの減量化 (資源化) をいくら呼び掛けても、燃えるごみ袋に、何の躊躇もなく資源ごみを入れて燃やしてしまっています。


高いサービスレベルに市民が慣れ切ってしまっています。


このサービスはいつまで続けられるのでしょうか。


サービスを維持するためには、経済成長するしかありません。


これらを打開していくためには、再生可能エネルギーの創出」 をかなりスピード感を持って推進するしかないと思う。


   ◆ 再エネの創出はちょっと高いけど、国民が我慢をする。

   ◆ 再エネ創出の設備は、量が増えれば確実に下がると思う。 (量と技術革新)

   ◆ 国民が再エネ創出に本気になって取り組む。

   ◆ 国民がその気にならなければ、国・県・市も本気にならない。


ドイツは、高い成長を保ちながら、脱原発と、再エネ創出 (電力の30%) を実現しました。


原発ゼロと、再エネ創出 20%以上と、温暖化ガス排出削減は、セットでなければ、3つの課題は打開しない。