「平成28年度 地産地消推進連絡会」
NPO法人 しまだ環境ひろば 「農園 担当」 と 「事務局」 です。
今日 (8月17日 水) は、市・農林課主催の 「平成28年度 島田市地産地消推進連絡会」 に参加しました。
連絡会の目的は、地元の農産物・加工品を地元で消費する 「地産地消」 活動 を活発化するためです。
国や県も、「地産地消」 は、農業施策の重点課題として位置付けています。
島田市に於いても、農業祭等のイベントの開催や、学校給食での利用、食育活動などを通じて推進を計っています。
今日は、農林課主催の下、生産者と消費者委員が集まり、意見交換しました。
当連絡会は、農業祭など地産地消のPRイベントが中心になっていますが、「しまだ環境ひろば」 からは、次のような事を提案しました。
■ 「地産地消」 は、農業祭などPRイベントの開催や、朝市による直売化だけではない。
■ 島田市は、市内に広がる耕作放棄地の再生、その活用策として、市民農園化も一生懸命にやっていますが、市民農園の参加は先細りです。 ⇒ 市民農園への市民参加PR強化
■ これらの事業主体は、市民団体や自治会下部組織が多いのですが、これから作ろうとしている作物や、既に作った農作物の出口 (販売先や加工技術の取得とその営業) に困っています。
◆ しまだ環境ひろばは、2つの市民農園 2つの竹林 1つの梅林を維持管理しています。
◆ 相賀地区の活性化を目指した 「相賀の里を良くする会」 では、耕作放棄地を再生して、杏子・大豆・フジバカマ・ジャガイモなどの栽培を始めています。
■ 耕作放棄地の再生による、地元農作物の生産や、市民農園の自家栽培等も立派な 「地産地消」 です。
■ 加工すれば高く売れる。 大豆を使った 「手づくり味噌」 の市民への普及 ⇒ 手づくり味噌体験会への市民参加の仕掛け
■ 杏子を使った、花見観光、生食や加工品など、事業化の可能性は充分あります。 ⇒ 新事業化 (観光化・加工販売化) 協働推進・支援
■ 行政と事業主体が力を合わせて、地産地消戦略を作り上げる必要がある。
最後に、今日は、生産者から、極めて重要な提案がありました。
■ 耕作放棄地の増加は、農家の高齢化や後継者難が主な原因だが、夫婦のどちらかが欠けた時、農業の継続意思が有りながら、2人作業の多い農業を放棄せざるを得ない状況が多くみられる。 そこでちょっと応援できる仕組みが作れないか。
◆ 若者の応援は無理だが、会社や団体をリターヤーして家に引きこもっていたり、趣味三昧で飽きが来ている60歳代は可能性があるかも知れない。
◆ 市民団体と、行政が協力すれば仕組みの構築はできるかもしれないという想いを抱きながら、今日は会場を後にしました。