COP21 「パリ協定」の批准

NPO法人 しまだ環境ひろば 「エネルギー担当」 と 「事務局」 です。


台風が立て続けて発生したり、その台風が東北地区や北海道を襲ったり、台風の進路や雨の降り方が変わってきたような気がします。


多かれ少なかれ、「地球温暖化」 の影響が出ているものと思われます。


昨年末 (2015年 12月) フランスのパリで開催された、「第21回 国連気候変動枠組み条約締約国会議 COP21」 にて、2020年以降の地球温暖化対策の新しい枠組みの約束事が決まりました。


すなわち、


 ■ 産業革命以前からの世界の気温上昇を2度未満にすること。

 ■ 各国に、1.5度に抑えるように求めました。

 ■ 今世紀末には、温暖化ガス排出量を実質ゼロにする。


各国には、自主目標の提出が義務付けられました。


残念ながら、目標達成の義務付けは見送られました。


目標の引き上げに向けて、5年ごとの見直しと、進捗状況を検証する仕組みが作られました。


京都議定書に加わらなかった、「米国」 と 「中国」 が、本 「パリ協定」 を揃って批准し、各国の批准を促しています。


日本の温暖化ガス削減目標は、2030年までに、2013年比26%の削減」 ですが、ロシアやインドなど、温暖化ガス排出量の多い国の批准を促すためにも、早期に批准しなければなりません。


温暖化ガス排出削減は、一刻の猶予もありません。


経済との両立という、極めて難しい課題ですが、人間社会の存続の問題であり何よりも優先される課題です。