地域社会の命令・指示について

NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。


会社をリターヤーして、地域社会に入り込んでからもう10年近くなる。


地域社会と言っても、市民活動団体や自治会 (町内会) 〜行政との協働活動や、学校や元職場のOB会まで幅広い。


会社時代では普通であった、人を統率するための、「命令」 や 「指示」 が、地域社会ではうまく行かない。


種々な団体に所属しているので、指示を受けることもあり、またする側に回ることもある。


地域社会に入ってなお、上下関係を引きづってくる人がいるがこれはいただけない。


地域社会に入りたての頃、ここは会社ではないから、「命令や指示」 はいらないという人がいて困ったことがある。


会社から解放されて、地域社会に入ってまで指示は受けたくない、という論理である。


確かに、給料や報酬を支払っているわけではないので命令はできない。


しかし、指示やお願い事項の通達は必ずいる。


これを理解しない人には、説得をし分かってもらう必要がある。


逆に、指示をする側の代表 (会長や理事長になった人) の中にも遠慮をして明確な指示をしない方がいる。


指示をする時には、目的や理由やこれまでの経緯を説明し、どうしてもらいたいかを良く伝達する必要がある。


勿論、指示を受ける側の裁量まで奪って結論まで先にいう指示は良くない。


これをしっかりやらずに、曖昧な指示をすると、意にかなわずやり直しとなり、時間の無駄になる。


いくら地域社会でもこういう指導者は困る。


地域社会に於ける指示は難しいが、団体を形成し、存続していくためには、指示系統は必ず必要であり、信頼関係と、心のつながりがいる。


地域社会も、指示をする指導者の力量が問われる。