ドキュメンタリー映画「不都合な真実 2」を見て。 

NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。


昨日 (1月5日 金 夜) は、静岡県地球温暖化防止活動防止センター 主催 ドキュメンタリー映画 「不都合な真実 2」 映画会に参加しました。


映画を見て、パート1 よりも迫力を感じ、感激しました。


是非、静岡県全域 地元島田市の市民の多くが見てもらいたい。


冒頭、同センターのアドバイザーである静岡大学教授の、「水谷先生」 から、地球温暖化防止を取り巻く世界の情勢について解説がありました。


  ■ 同じドキュメンタリー映画 「不都合な真実」 が、世界に向かって放映されてから10年、地球温暖化防止活動は世界に広がったが、温暖化効果ガスの排出状況は何も変わっていない。


  ■ 京都議定書 からアメリカが離脱し、中国も加わらず事実上の骨抜き状態になり、今度はやっと世界の殆どの国が賛同して決まった、「パリ協定」 から、アメリカのトランプ大統領がまた離脱を宣言した。


  ■ 「不都合な真実 2」 は、私もまだ見ていないが、見た人の話では、この映画を作った、アメリカ元副大統領は、この映画の中で、特に離脱を宣言したトランプ大統領に対して怒りを露わにしている。


  ■ そして何とか全世界が、心を合せて温暖化効果ガスの削減に取り組むように、ゴア氏は世界を飛び回って説得している。と解説し今日の映画を皆さんと一緒に期待して見たい。と解説を結びました。


映画は、「不都合な真実」 から 今回の 「不都合な真実 2」 までの10年間の、温暖化の影響と思われる各地の気象事象 (豪雨・台風・干ばつなどなど) と世界の地球温暖化防止活動の歩みや、国別の取組みの優劣などをリアルに紹介していました。


挫折と栄光を繰り返しながら、やっとパリ協定までたどり着いた。


映画は、アメリカのトランプ大統領の離脱宣言はあったが、ここまで盛り上がった気運を決して元に戻してはならない。


もう少しだ。 と映画は結んでいる。


翻って考えてみると、再生可能エネルギーの創出に歯止めをかけ始めた事や、石炭火力への依存の高い我が国にも相当厳しい批判が出て来ています。


また島田市に目を転じてみると、市内の電力使用量に占める、再生可能エネルギー創出率は、30%を超えており (推定) トップクラスを行っています。


しかし、再生可能エネルギー創出に向いている県や市町村が頑張らなければ国全体の目標は達成出来ません。


島田市は、太陽光発電や小水力発電に恵まれた環境にあります。


世界の中では、再生可能エネルギー比率 100%の地区もあるという。


島田市も、再エネ100%も不可能ではない。


新年を迎えて、新しい挑戦をしたいものです。