NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。
今日 (1月19日 金 AM) は、「生活情報交換会 100回記念会」 に出席しました。
生活情報交換会は、今から6年ほど前の平成24年4月、某企業の退職者が、良い話を聞いて残された人生を有意義に過ごして行こう、と数人で立ち上げた会ですが、何んと今日の出席者は61名と、大盛況の会に成長しました。
今日は冒頭、100回の記念誌が配られて、これまで招聘した主な講師の方々が紹介されるなど式典がありました。
生活情報交換会がここまで発展してきたのは、会長の田中さんの仁徳と、幹事団の頑張りのお蔭であり感謝すると共に、今後の益々の発展を心から期待したい。
さて、今日の100回 記念会は、「今がいいと過去がいい、きっと未来もいい」 と題して、目の障害を持つ、稲葉 統也 (いなば もとなり) 氏 の講演でした。
稲葉さんは、昭和41年生まれで現在51歳。
1966年 30歳の頃、突然に目の病魔 (網膜色素変性症) に襲われ視覚障がい者になったという。
妻や子供達の応援が生きる希望となり、何事も自分でやる。 全てが自分なんだ。 自分が置かれている環境の中で本気になり挑戦をする。
努力は人を裏切らない。 「自分が知っている努力は自分が一番知っている」 ことに気が付いたという。
そういう中で、健常者の頃経験のあった柔道を通して、「障害者スポーツ協会」 の門をくぐり、めきめきと腕を上げて、1993年の、「全国障がい者柔道大会」 で銀メダルを皮切りに、次々と戦績を残し、2000年からは投擲や自転車競技にまで範囲を広げ、優勝を重ねてきたという。
2006年の国民体育大会の投擲 優勝を契機に一度現役を退いたが、子供達の自立を契機に再び3つの夢を掲げて身体づくりを開始したという。
■ 54歳で東京パラオリンピックに出場。
■ 80歳で2度目の地元 静岡国民体育大会出場。
■ 100歳までに、健常者のマスターズ陸上で世界新記録を出すこと。
今日は、稲葉さんのこれまでの戦績と、障がい者としての経験話、そして職業のマッサージ師を通しての人の体のメカニズムなどの話を聞きました。
人の体は、いつからでも変えられる。 水分や塩分・糖分の取り方など、有意義な話でした。
最後に、稲葉さんは、今日の題目である、「今がいいと過去がいい、きっと未来もいい」 を復唱し、努力は報われることを強調、
自分は今、神様から見える目をくれると言っても断りたい、今が最高だと言って今日の講演を締めくくりました。
感動の言葉でした。