しまだ環境ひろば 「事務局」 です。
昨日 (1月19日 金 夜) は、島田市主催の、「COOL CHOICE 対談 〜未来のために、いま語ろう〜」 と題して、染谷市長と、別所哲也氏の対談会に参加しました。
島田市は、昨年4月 「COOL CHOCE」 宣言をしました。
昨日は、クールチョイスのイロハを市民に説きながら、対談を通して島田市の取り組みやその方針の解説がありました。
市長と別所さんは、クールチョイスとは、日常生活のちょっとした工夫で出来る、エネルギーの節約策や節電を市民みんなでやって行こうということだ。 と説明されました。
今、産業界 (企業や団体) は、必死で地球温暖化や節電に取り組み、目標を達成しています。
一方、そこに働く社員が、家庭に帰ってくると、その気持ちが薄れて、家庭に於ける地球温暖化防止や節電活動は疎かになっています。
今、一番の問題は、家庭での成果が全く出ていないということです。
なぜだろうか。
これほど、行政が、マスコミが叫んでも家庭に於ける成果が出てきません。
その理由を推測してみると、対策に抽象論が多く、具体的な提案が出来ていない所にあるのではないだろうか。
例えば
■ エアコンを使っていなくとも、電源を入れっぱなし (ブレーカを落していない) の場合は、「待機電流」 が流れていて、電気料がかかっていることは、かなりの人が知っています。
■ しかし、待機電流による電気代がどれほどかかっているのかは、情報提供されていないし、電力会社も、電気機器メーカーも教えようとしない。
■ 消費者も、余り関心なく、電気機器ごとにブレーカを落すことはやっていない。
使用している電気機器ごと、どれくらいの電気料金がかかっているのか、一ヶ月の電気料金の中で、どの電気機器にいくらの電気料金がかかっているのか、知っている人は殆どいない。
次世代電力計が、徐々に普及してきたが、まだ機器ごとの電気代情報までは提供されていません。
それが提供されれば、エアコンを使っていないのに電気料金がかかっていれば、待機電流のせいだと気が付くはずです。
日常生活には、ちょっとした工夫で、エネルギーや」節電が出来ることはいっぱいあります。
ただ、それの具体的行動の仕方や、料金が明確に提示されていないため、無関心の市民が増えています。
今日の対談で、「日常のちょっとした工夫を励行しよう」 と言うならば、行政や市民団体が必死になって、具体的な行動や、料金を市民に示さなければならないことを痛感しました。
抽象論をいくらぶっても、成果は上がりません。
的確な情報が市民に示されていないということです。
企業 (電力会社・電気機器メーカー) がそれをやらないならば、行政と市民団体が即刻それをやろう !
今はもう、具体的行動を、市民全員がその気になってやる時が来ています。
地球温暖化は、待ったなしだ。