市民活動はどうあるべきか。

NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。


暫くブログをご無沙汰しました。


一般的に市民活動団体は、環境とか、子育てとか、防災とか、あるジャンルに特化して、専門知識や経験を持って活動しています。


しかし、その活動は、なかなか地域に浸透するまでには行きません。


地域の市民活動は、別組織として自治会活動があります。


自治会活動は、特定地域に住んでいる住民で構成され、行政の伝達活動を担いながら、防災・福祉・衛生・文化・体育などなど幅広い活動を行っています。


特定地域ですから、活動の浸透力や、そのスピードは速い。


しまだ環境ひろばは、浸透力やスピード性に期待して、特定地域活動団体や、自治会の役員入りをして、環境維持保全活動に取り組んでいます。


しかし、自治会活動は、市民活動団体を簡単には受け入れませんし、また自治会内では、改革・改善や新しい事業への挑戦は極めてハードルが高い。


専門知識をもった市民活動団体と、地域活動団体や自治会が組めば、いろいろと面白いことができるのに本当に勿体ない。


最近、大都市や、街中自治会の役員と交流する機会が多い。


聞くと、大都市や街中自治会は、役員の後継難や、自治会費の縮小など、活動がどんどん縮小しているという。


遅かれ早かれ、地方の自治会にもその流れは押し寄せてくると推察されます。


役員のなり手がどんどん少なくなっています。


組織の中に、専門委員会があっても機能せず、3役へ任せっきりで、後継難の理由の一つになっています。


広域市民活動団体、地域市民活動団体、自治会をどううまく交流させて、有意義な市民活動にしてゆくべきか。


国も県も市町村も財政が極めて厳しい中、市民に自主・自立を求めていくことは必至で、これからますます健全で有効な市民活動は絶対に必要と思われます。


道のりは極めて厳しい。


市民活動はどうあるべきか!


それが分かっている人は、行政にも自治会にも殆どいない。