「生活情報交換会 8月例会」 今日のテーマは外国人との共生でした。

NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。


今日 (8月17日 金 AM) は、「生活情報交換会 8月例会」 に参加しました。


生活情報交換会は、去る平成22年4月に開設以来今回で107回目、原則として月一回、いつも有意義な話を聞くことが出来ますので、少し遠い島田からですが、努めて参加するようにしています。


今回は、静岡市の市政出前講座で、テーマ及び講師は次のお二人でした。


 第一部 「静岡市の多文化共生」 静岡市役所 男女参画・多文化共生課職員 中川さん


 第二部 「ニュージーランドってどんな国」 同課 国際交流員 ベニータ 室伏さん


さて第一部の、多文化共生とは、国籍や民族などの異なる人々が互いの文化的ちがいを認め合い、対等な関係を築こうとしながら地域社会の構成員として、共に生きていくことだそうである。


今、我が国も、静岡市も、人口減少が深刻な問題となっています。


従って、外国人の受け入れは避けて通れない課題であり、時間をかけて、社会観や文化的ちがいを、お互いが認知し一緒になって生きて行こうというものです。


現在、静岡市における外国人は、81カ国 9,526人 静岡市の全人口が70万人だから、1.3% 100人に一人が外国人、ちなみに県内では浜松市が2万人を超えてダントツ、静岡市は第二位。


一般的に外国人は、マナーが悪い、騒音を出す、犯罪の増加などのイメージが付きまとうが、それらは一部の人達で、良く観察してみると、外国人も地域に溶け込む努力を一生懸命にしているという。


人口減が大きな社会問題になている今日、外国人は確実に増えて行く。


静岡市多文化共生を更に進めるために、


  ■ ともに生きる

  ■ ともに学ぶ

  ■ ともに創る


を指標として、これからも着実に推進していく、と講師の中川さんは講演を結びました。


次いで、第二部の、ニュージーランドってどんな国」 は、ベニータ 室伏さんのニュージーランド紹介でした。


来日してもう19年、室伏さんという日本人名も持っているということは、日本人と結婚されて、もう日本語もペラペラ、日本通の頼もしい行政マンだ。


 ■ ニュージーランドの立地は、南半球 太平洋 オーストラリアの南東に位置する

 ■ 面積は、日本から四国を除いたくらいの国土

 ■ 人工は488万人、日本と同じくらいの面積の国土に、静岡県と同じくらいの人が住んでいる感じ。住宅は平屋・庭付きが一般的

 ■ 民族は、原住民マオリ人 15% ヨーロッパ系75%

 ■ 公用語は、英語・マオリ

 ■ 羊の数は、人間の10倍いる。

 ■ 四季があり、10月には桜も咲く。

 ■ 産業よりも環境重視 労働は朝8:30始業 17:00終業 残業はやらない。趣味が大事。

 ■ 教育は、5・2・5制度 大学は私立はゼロで、国立7ヶ所 いずれも世界の50校に位置付けされて優秀とのこと。


人口に見合わない国土を持ち教育も行き届き、趣味を優先し、何事もスローペースで、ゆったりと暮らしている。


個人の競争心とか、企業や国のモチベーションの維持とかはどうしているのか、最後に質問を失念しました。


今日は、これから増えて来る外国人との共生をどうしていくかを学びました。


それは、共に、生き・学び・創ることだということを。