国連気候変動に関する政府間パネル(IPCC)が、世界の平均気温上昇時の影響を警告

NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。


現在の地球の平均気温は、産業革命前と比べて既に1度上昇しているという。


国連の気候変動に関する政府間パネル (IPCC) は、世界の平均気温が1.5度上昇した時の影響を予測する報告書を公表しました。


現状のペースが続けば、2030年 (今から12年後) には、.5度に達するという。


1.5度上昇すると、海のサンゴ礁の7〜9割が消失、動植物にも相当の影響がでるという。


1.5度以内にするには、二酸化炭素の排出量を2030年までに2010年比で45%の削減を要するという。


「パリ協定」 では、気温上昇を1.5度以内に抑える努力目標を設定しています。


アメリカは、トランプ大統領が、「パリ協定」 から脱退を表明しています。


昨今の海水温度や水位の上昇、それに影響された超特大級の台風の異常発生、熱波や豪雨、洪水などは、明らかに地球温暖化に起因しており、これらの被害も1.5度以内に抑えれば被害を低減できるという。


今回の、IPCCの公表値は、かなり踏み込んだものであり、世界各国がこの警告に従って、温暖化対策の加速化をしてもらいたいものだ。