G7に寄せて

NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。

 

しまだ環境ひろばは、島田市環境基本計画策定に関わり、望ましい環境像の実現のため、市民レベルの小さな環境保全活動を積み重ねて地道な活動を行っています。

 

今、日米欧の主要7カ国 (G7) の首脳会議がフランスで行われています。

 

この会議では、貿易問題や非核化の問題に加えて、地球温暖化防止」 も取り上げられる予定ですが、自国第一主義を主張する米国のせいで、まとめ役のフランス大統領が会議の始まる前から、首脳宣言や議長総括などの統一見解の発表を断念することを予告しています。

 

地球温暖化防止問題は、地球上の全ての人々の生活や経済活動を脅かす大問題です。

 

そんな重要問題をさておいて、貿易戦争を仕掛け更に問題をこじらせるなど、本当に愚かと言わざるを得ない。

 

国連の気候変動に関する政府間パネル (IPCC) によると、2030年には、世界の平均気温は、1.5度上昇し、とてつもない異常気象が起こり、その影響は至る所に出てくるという。

 

それを防ぐには、2030の温暖化ガス排出量を、2010年比で45%を減らし、2050年には実質ゼロにする必要性を強調しています。

 

温暖化ガスの2大排出国 (米国・中国) は、貿易戦争をしている場合ではなく、胸襟を開いて協力しなければならない時だ。

 

地球は、自分たちだけのものではないのだ。

 

しまだ環境ひろばは、小さな地域の市民団体ですが、名もない市民団体でもこの当たり前な事を強く感じる今日この頃です。