NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。
12月2日(月)、「第25回国連気候変動枠組み条約締約国会議 COP25」が、マドリードで開幕しました。
パリ協定の運用開始を控えて、各国が温暖化ガス削減目標の上積みを話し合いで合意することが、今回の最大の課題です。
パリ協定は、気温上昇を産業革命前から2度以内に抑える目標が掲げられています。
今や世界の各地で、猛暑・豪雨・海面上昇などなど、温暖化の影響と思われる異常気象が発生しています。
そんな中で、温暖化ガス排出量世界2位の米国が、パリ協定からの離脱を正式に国連に通告しました。
また先進国と発展途上国との意見の相違は大きい。
中国は、こういう時には発展途上国の顔をして、先進国の資金拠出増額要求を後押ししています。
先進国同士でも、火力発電の扱い方で言い争いが絶えない。
日本も、電源のベストミックス(再エネ22~24%・火力56%・原子力20~22%)を発表しているが、現状レベルは目標に程遠い。
原子力がほぼ100%止まっている現在、老朽した火力発電所も動員するなど、火力が約80%を超えているのが現状です。
各国から、日本の対応に非常に厳しい目が向けられています。
各国がどう対応するか、目が離せない。