NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。
「第25回 国連気候変動枠組み条約締約国会議 COP25」が、スペインのマドリードで始まりました。
パリ協定で決まっている、産業革命前の気温に比べて2度以内、出来れば1.5度以内を目指して、参加各国は削減目標の引き上げを求められています。
日本は、電源のベストミックス(再エネ 22~24%・火力56% 内石炭火力26% LNG火力27% 石油3%・原子力20~22%)を公表していますが、原子力発電所の殆どが止まっている現在、火力が全体の約80%を占め、目標値に程遠い状況になっています。
このため、昨日のCOP25では、「化石賞」という不名誉な賞を、世界各国の環境NGOで組織する、気候行動ネットワーク(CAN)という団体から、第一位の受賞を受けました。
これは、世界の各国が、石炭火力発電所の新たな建設をストップする中で、日本はまだ作り続けていることに対する、痛烈な批判です。
出席をしている小泉環境大臣も、歯切れの良い回答はできていないが、再エネの創出や水素利用、温暖化ガスの回収再利用などなど、加速的な対応が求められています。
日本は再エネの宝庫ですが、小水力発電は、規制が邪魔をして全く進みません。
規制緩和をして、成功事例が出てくれば、発電機の開発にも弾みが付きますが、全く萎んでしまいました。
行政の動きも止まってしまいました。
始めたら最後までやってほしい。