NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。
4月、国連気候変動枠組み条約国事務局から、2020年11月にイギリスで開催予定の「CPO26」が、2021年に延期されるとの発表がありました。
COP26会議は、2020年から始まったパリ協定の実施を議論する国連会議で、2020年の11月9日から20日に予定されていました。
2021年に延期されることになったCOP26は、イタリアとの協同のもと、引き続きイギリスグラスゴーで開催され、締約国との相談で新たな日程を決めることになったという。
新型コロナウイルスの世界的な感染拡大で、世界の国々の閣僚級が一堂に会するのは危険が大きい。
日程延期によって十分な準備期間が出来たわけで、今度こそ「パリ協定」の具体的実現計画の発令が待たれます。
国連の気候変動に関する政府間パネル(IPCC)の特別報告によると、気温上昇は産業革命前に比べて1度に達し、2030年に1.5度になるという。
海水面は上昇し異常気象が繰り返される。
これを防御するためには、2030年の温暖化ガス排出量を2010年比45%減らし、2050年には実質ゼロにする必要があります。
パリ協定参加国の削減目標を合計しても、気温上昇を2度未満に抑えることはできない。
COP26は、「パリ協定」の実行に向けて、各国からどう意欲的な計画を引き出すか、重要な会議となります。
このままでは地球は気候変動の猛威にさらされ人間の行き場を失ってしまいます。
今こそ世界の国々が心と力を結集して話合い、確実に実行に移さなければならない時である。