6月は「環境月間」、6月5日は「環境の日」

NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。

 

6月5日(金)は環境の日」です。

 

昭和47年(1972年)6月5日からストックホルムで開催された「国連人間環境会議」を記念して定められたものです。

 

国連では、6月5日を世界環境デーとしています。

 


日本では平成3年度から、6月1ヶ月間を「環境月間」としています。

 

従って例年ですと、国・県・市は、6月は各種の環境行事で賑わいますが、残念ながら今年は、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、殆どのイベントが中止され、環境活動団体にとっても寂しい月間になりそうです。

 

今日(6月1日)早朝に、「県民だより6月号」が、新聞と共に届きましたが、「環境月間」の表現はどこにもありません。

 

その代わりに、「知ろう! 守ろう! 静岡県の豊かな水」 特集記事が掲載され、環境月間をイメージさせていますが、コロナはさておいて、地球温暖化防止に代表される環境の諸問題は一刻の猶予もないほど差し迫っており、環境特集を組む必要があるのではないか。

 

今、リニア問題、大井川の最上流の地下のトンネル工事で、静岡県側に流れている地下水脈が変り、どこかに行ってしまう問題がクローズアップされて、JR東海静岡県の話合いが暗礁に乗り上げています。

 

重要な問題ですが、どうしていくのでしょうか。

 

さて、記事にあるように、静岡県は水環境に恵まれています。

 

その水がどのように使われているか、記事は紹介していますが、本当に最後まで有効に使われているのだろうか。

 

今、大井川には水は10%くらいしか流れておらず、90%はダムから発電所発電所からダムへ、トンネル内を流れ、発電に使われています。

 

使い終えた水は、農業用水と生活用水(排水)となって、用水路を流れ、海へと注ぎ込まれています。

 

この途中の用水路の水を、再生可能エネルギーである小水力発電に活用しようと、機運が盛り上がりましたが、現在はすっかり下火になっています。

 

また、大井川の地下水は、毎年水位の調査が行われていますが、長期的に安定を保っており、流域に進出をした民間企業は、静かにその恩恵を享受しています。

 

大井川の地下水は、名水であるが世界に名だたるものになっていません。

 

用水路を流れている水も、地下を流れている水も、貴重な水であるが、小水力発電など減らさないで使う方法はまだまだある。

 

勿体ない限りである。

 

石油が枯渇する将来は、必ずや再生可能エネルギー100%の時代がやってくる。

 

再生可能エネルギーは、地域分散発電となり、空調並みに小型分散システムになって行くものと確信します。

 

今からもっともっと研究をしなければならない。